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エノカマの旅の途中

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旅と歴史と競馬のお話をします

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いや~ 今回の日本シリーズはすごく面白かったね。
そういえば、野球解説者の予想もほとんど第七戦まで行くってのが多かったから
打ち合いの展開もあり、僅差の投手戦もありで見ごたえがあった。

性格的に基本僕はパリーグびいきであって
関西シリーズなのに一方的に阪神ばっかり贔屓するような放送局はちょっとうんざりだったけど
チーム的には今年の阪神は若いし生え抜きも多く、投手もいろんなタイプがいる多彩なメンバーで
本当にバランスも良く好ましいチームだったから
オリックス以外のチームと対戦していたとしたら、素直に応援していたんだろうけどね。
もう60年近い前の関西シリーズの南海ー阪神(当時はパリーグもまだセと拮抗できていたらしい)は
「隣組の戦いで複雑」というチーム同士もファンも思ったという感覚を、今回でやっと実感できたなという思いもあります。

第七戦まで行ったから二回先発する投手もいて、いろんな展開があったけど
山本由伸は一回目打たれたものの二回目はしっかりと修正してきたり
村上は逆に二回目に打たれてしまったりして、しっかりと2チームとも対策して結果を出すという面はやはり素晴らしいし
ミスも見られたけどエラーもなかなか難しい当たりも多かったり、好チーム同士でお互いに投手もぎりぎりのところで攻めていたから
審判も批判されがちだけど、判定も難しい面も多かっただろうとも思います。

一つの差のポイントは、第四戦の阪神大山のサヨナラ打での勝ちはオリックスの救援ピッチャーが一人足らなかったことで致し方ないが
第五戦が球数的に田嶋を八回まで投げさせて、九回を平野で締める形ならオリックスは取れていたかもと振り返ります。
まあぶっつけの湯浅が結果出して、颯一郎が出せなかったのも、実際に投げてみないとわからないものがあるしね。

それとけが人の多いオリックスのメンバーで紅林・頓宮・杉本と順番に復帰して、結果も皆出していたことにもしびれた。
それぞれ実際にオフに手術が必要だったり、ぎりぎりの戦いをしてたようだね。
森は打てなかったけど、シーズン中は森しか打線が打てなかった時期も長かったから責めることもない。
オリックスは三連覇だけど世界大会も挟みながら、シーズン~CS~日本シリーズとこれだけこなしながらだから
中嶋監督も無理使いは決してしてなかったけど、来年に備えて万全にメンテして戦ってほしいね。

阪神は昨年で特に投手陣は十分優勝できていた戦力だったと思う。
そこに村上と大竹が加わって、青柳と西が三番手以降になるんだからすごい。
そして森下の加入、ノイジーもそれなりに攻守にわたって存在感があり
中野と大山のコンバートもはまった。
本当に良いチームになったからこそで、いい戦いを見せてくれました。

# by enokama | 2023-11-07 23:30 | スポーツ | Comments(0)
いろいろと史実とどうたら、解釈がおかしいという意見は大河ドラマにはつきものなんですが
僕としては今回は家康の家臣団とその家族というものに焦点があてられるドラマとして割り切って
それぞれの展開を楽しみにしております。

徳川秀忠率いる本隊が真田家が東軍に付くように上田に向かい、真田信幸と交渉するものらりくらりとかわされ
今までの認識では上田城に向かった徳川軍がぎりぎりまで引き付けられた上で攻撃を受け、散々な敗北を決したと思ってました。
しかし徳川軍が刈り取り時期の稲を狙って刈ったところでの競り合いがあったぐらいの描写だけで
あっけなかった印象ですが、近年の研究では具体的な記録がないことで(刈田の話ぐらいしかない)
この時期の「上田城での合戦はなかった」という定説になっているようです。。。知らなかった
佐藤浩市の出演はここまでなのかな。

伏見城の戦いでの鳥居元忠の壮絶な死は京都の各地の寺院にある「血天井」でよく伝えられるものであります。
三成の挙兵のタイミングはこれでよいと思うし、東軍の武将の妻子を人質にし伏見城を攻める。
伏見城で文字通り「城を枕に討ち死に」の鳥居元忠の最後は壮絶でありました。

京都各地でこの時の血濡れた伏見城の床が血天井として伝えられております。
結構あるんですよね(→養源院正伝寺源光庵宝泉院・興聖寺)

鳥居元忠の墓所は京都大学本部近くにある知恩寺にある。

# by enokama | 2023-11-06 23:20 | ドラマ感想 | Comments(0)
今年の大河ドラマはボチボチと見ております。

本能寺の変や伊賀越のあたりがあれ?だったり、秀吉もどうかなっていう部分もあり
一方で築山殿と信康の自決あたりのストーリーは納得できたりするわけで
そのあたりはドラマだフィクションだと割り切って見たらよいのではと、ひと昔前のようにムキになることはなくなってきたように思います。
まあ最近の大河は戦国と幕末の往復みたいな感じなので、ちょっと食傷気味でもあるんですがね。
2025年度は田沼時代を扱うことが発表されているし(僕としては水野忠邦の時代をしてほしい)楽しみにはしてますけどね。

くだらない文春砲とやらで、主役の(ジャニーズ批判も絡めて)松潤が横暴で本来のドラマのストーリーも変えていると
毎度の大河ディスりの日刊ゲンダイ以下の記事を載せていたけど
(もちろん現場サイドはすべて否定している。ドラマ肯定派ももちろん怒ってるし、批判に同調するのはロクに見ていない層だけ)
例えば今年の朝ドラ前期「らんまん」は主役の神木くんと浜辺美波は何度も共演してきたから
あまり史実的なことが伝わらない牧野富太郎の奥さんの心情は自分たちの裁量で決めた面もあったと言っているように
主役がただ演じるだけでなく、その意思で演出の意向を変えるってのは当然ありだし
信長役の岡田准一もあれだけ時代劇の経験も豊富だし、素直に演じていただけってのはありえんだろうし
なんで一部の不満なスタッフの一方的な記事を載せてしまうってのも、何なんだろうと思えてしまいます。

ただ今回はやはり家康の家臣はクローズアップされていくわけで
石川数正は出奔のあたりがちょっと違うなと思ったけど
酒井左衛門尉家びいきから見て、大森南朋が演じる酒井忠次は数々の武功やその人となりを余すことなくドラマの重大な局面に活かされていました。
(大森さんは庄内も訪れて酒井家現当主にも会われたようですね)
今回は京都の隠居先まで家康が訪ねてきて、忠次は最後の喝を入れたり(眼病が進んでいる様はよく伝わった)
秀忠がえびすくいを請うたり、最後までしっかりとやってくれました。
史実的には少し違うのですが(忠次正室は酒井家次が三河吉田から下総碓井に国替となった際に一緒に移って(碓井姫)京都へ入っていない)
於久さんとの最後のシーンも素晴らしかったですね。

紀行も秀吉ではなく忠次特集で、まさか岡崎の回向院が紹介されるとは思わなかったですね。
あとは三河吉田城や生誕地など、またゆかりの地も行けたらと思います。

# by enokama | 2023-10-17 18:47 | ドラマ感想 | Comments(0)
毎年10月10日に行われる敦賀の松原神社の例大祭がコロナ禍を過ぎて、復活しました。
ちょうど仕事の泊り明けで向かったんですが、どうしても10時前の電車までなく
敦賀には11時すぎの到着となり、現地に向かったんですがすでに終了した後でした。。。
時間が記載された情報がなく、ひとつだけ9時30分開始というものを見つけたんですが
その時間からだったら、もう終わってますよね。
次は休日で調整して、京都をおそくとも八時前に出るように行きたいと思います!
敦賀・松原神社例大祭 2023_f0010195_23500416.jpeg
敦賀・松原神社例大祭 2023_f0010195_23502212.jpeg
敦賀・松原神社例大祭 2023_f0010195_23504678.jpeg

移築された鰊蔵
敦賀・松原神社例大祭 2023_f0010195_23512494.jpeg
松原神社から墓所近くへの鰊倉の移築は終了してました。
まだ中には何もはいってないようですね。

祝日翌日だったので開いている施設が少なく、敦賀駅近くにある市立図書館で資料集めをしました。
また過去記事も更新していきたいと思います


来年は160年だそうでまた記念行事が行われるようです!

# by enokama | 2023-10-16 23:37 | 水戸藩と天狗党 | Comments(0)
今回の二週にわたった北九州編はとてもよかったですね。

北九州市が豊前と筑前に分かれているのはこの時に知ったんだけど
細川家によって作られた小倉の城下町
江戸時代初期の筑前藩黒田家による遠賀川の大規模な堀割工事が穀倉地帯を支え
明治になって石炭の運搬ルートになったことは知りませんでした。

八幡製鉄所の誘致が豊前の門司と筑前の八幡で争って、最後は筑前藩出身者(黒田公や金子堅太郎)の押しで決まった話も面白いな。
そして路面電車が門司から小倉を経て八幡西区折尾まで走り(関西資本で阪神電鉄開通にも関わった松方幸次郎(松方正義が父)が初代社長)
その兼業だった電力事業の整備でますます工業地帯が発展したことから、この地域の一体感が広がった。
ただ関西私鉄が路面電車から発展して都市間電車になったような(京阪電車や阪神電車は当初、路面を走る併用軌道も多かった)
計画もあったようだけどそこまでに至らず、激しい空襲を受けなかったことで逆に路面電車にとっては道路環境がよくならなかったこともありました。

第二次大戦後になってそれぞれの市に分かれた弊害を取り除くために合併した。
残念なのは製鉄所も大きく縮小されて、路面電車もまさかの全廃となって、過去の遺産のようになっていること。
最後に出てきた三条地区は八幡の中央町から小倉方面へ向う山手のところで(ここにも路面電車が走っていた)
四条や五条といった京都風の地名を付けた(東舞鶴もそう)ところで製鉄所の関係者が多く住んでいたところなんですね。
このあたりちょうど路面電車の跡をなぞる路線バスで通ったことあるんですけど、川が流れていて自然も多いところでした。

# by enokama | 2023-10-14 22:15 | 総合 | Comments(0)