エノカマの旅の途中

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2018年 04月 15日 ( 1 )

茨城県立歴史館は前回も行ったのですが、古代から戦国時代の佐竹氏(徳川時代は秋田へ移封)、水戸徳川家、そして近代へと総合的な資料館であります。
展示としては佐竹氏の戦国時代の推移もよくわかるし、江戸時代の水戸藩の郷校(庶民向けの教育機関)は水戸領民の意識の高さにつながっているし
(このあたりは長州の学校の多さにも通ずるものがある。ただ幕末の動乱期には意識の高い農民が騒乱に参加する割合が多くなって、犠牲数も多くなった)
当然、斉昭(烈公)時代の国防意識の高さや、光圀(義公)以来の「大日本史」の継続した編纂での文化水準と言うのは、よく評価される幕末期の長州藩の動きに対して常に先行するものであって
松平慶永に代表されるような賢公と呼ばれる諸侯や吉田松陰、西郷隆盛や橋本左内と言ったビックネームたちも範としたものでありました。
ほんとに水戸藩をやらなあかんかなと思うんですが、しっかりとわかるには10年ぐらいどっぷりとやらないとダメかなとも感じてます。
のちに「天狗党」の一件にもあるように、水戸藩は酷いことになってしまって人物が枯渇し、埋没してしまい
明治になっての水戸志士らの顕彰も香川敬三や田中光顕あたりに限られたのではないでしょうか。
いわゆる「水戸学」も第二次大戦敗戦後の現代ではなおさら否定され気味になっているようだし、本当に残念に思います。。。

展示の見物としては長州藩の松島剛蔵・桂小五郎と水戸藩の西丸帯刀・住谷寅之介らの間で連帯して行動することを約した「成破の盟約」の書状は
前回もあったので、ほぼ通年展示されているのかもしれません。
二階には幕末水戸藩の重要人物たちのパネルも展示されていて見物であります。


展示解説>>
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by enokama | 2018-04-15 23:02 | 歴史連載 | Comments(0)