尾張・三河を訪ねて 岡崎
三河・松平家の拠点でもあり、徳川家康の誕生の地。
典型的な平城で、市街どこからでも見られるわけではない。
多くの建物は明治になって取り壊されて、昭和・戦後になって天守が復元され
ている。なお「家康産湯の井戸」と伝えられる井戸は現存している。
家康公銅像
隣接して「三河武士のやかた」があり、見学しました。
この後、岡崎市街地を豊田方面へ北上。
松平家から徳川家へと勢力を拡大する過程で菩提寺となった大樹寺へ
山門
道路を挟んだ先に総門。その先に岡崎城が見えるようになっている(3キロ先)
本堂
最近、テレビ等の影響で参拝客が増えているとのことで、バスも境内まで入れている。写真屋の営業も(笑)
家康19歳の時、今川方についていたころ桶狭間での合戦で織田方に破れ義元は討死。大樹寺に逃れ一時、自害を決意する。
しかし、十三代住職・登誉上人に「厭離穢土欣求浄土」(戦国乱世を住みよい浄土にするのがお前の役目)と諭され、翻意した。
しかし追手がせまり、寺を取り囲まれたが、寺の巨僧・祖洞和尚(70人力で身長2m以上とも伝えられる)が門のカンヌキを引き抜いて戦い、敵を退散せしめた。
後、家康はこのカンヌキを「貫木神」と名づけ、今も本堂内で見ることができる。
松平八代の廟所
松平八代と家康を始め、徳川十四代将軍の位牌が安置されている「位牌堂」も見学できる(十五代将軍・慶喜は維新後に「神道回帰」として神式で祀られたため位牌はない)
ちなみに位牌は各人の等身大とされ、五代将軍・綱吉はとても小男と伝えられていて(130cmちょっと)実際とても低かった。
その他、将軍・十四代家茂が上京の際に立寄った間など、貴重な宝物が多数
保存されています。なかなか興味深いものが多く、ぜひ訪れていただきたいです!