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エノカマの旅の途中

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見苦しい国会

また大臣の失言と言うことで、貴重な議論の場である国会が止まっている。
マスコミは、街の声なんかを放映する時は「やめさせろ」と言う意見しか
流さないし(まあ、編集や仕込みでなんとでもなるのは明白だが)
世論を作って実際にそうなったら(辞任したら)彼らは満足なんだろう。

でも首相からしたら、政策的に重要な閣僚ポストは文部大臣・財務大臣しかり
70代のベテランに託していて、この厚労大臣もその一人。
ほんと、昔の人の感覚での失言だけど、任命した以上は「政策上の失敗」が
よっぽどない限りその地位は、重いもんじゃないと行けないとだめだし、あまり
変えるのも「官僚の上を流れていると思われる」感覚になってしまっては改革
も進まないと思う。仕事をちゃんとやって取り返すと言うのも「選択肢」にあっても
おかしくない。十分に謝罪してるし、そう「辞任辞任」ってこともないんじゃないか
と言ってると甘いと思われるんだろうか。

僕が小泉さんが好きだったのは、内閣を自分で選んで簡単に変えなかったこと。
(それまでの定期的にポストを回すやり方はおかしすぎるから、本来の姿とも
言える)
族議員が大臣になったらなったで批判されてるけど、別に大臣がいるのに族議員
の方がその省に影響力を持ってる方がおかしいし、鈴木宗男さんなんか早く
外務大臣にしていたら、かなり仕事ができてたんじゃないだろうか。
(この人へのバッシングも凄かったけど、やってる事・人脈は逮捕して失脚される
には国にとっても、もったいないことだった)

でも最近のニュースは、すぐ世論調査で「支持・不支持」や「不祥事で辞任すべき
か?」ってやりますな・・・ちょっとしたことで簡単に「不支持」になったり「辞めろ」
って言ったり。そんなころころ変えてたら、いい人材を失うよ。
バブルのあと、長く悪かった時も目先だけでころころ内閣も変わってました。
もう少し長いスパンで見られないかと思うけど、今の社会じゃ許してくれないのかな。
「享保の改革」や「上杉鷹山の改革」だって20年ほどかけてやっと、結果が出てきた
ところもあるし。

早くいろんな問題があるし本来の議論の場に戻して欲しい!
by enokama | 2007-02-02 01:09 | 総合 | Comments(0)