人気ブログランキング | 話題のタグを見る

エノカマの旅の途中

enokama.exblog.jp

旅と歴史と競馬のお話をします

ブログトップ

新選組展2022 京都

京都で新選組展が行われているので、連休等の時期をずらした平日に行ってきました。
じっくり見られて一時間半ほど滞在してました。
新選組展2022 京都_f0010195_23301644.jpeg




新選組の成り立ちから、会津藩とのつながりで福島で所蔵している資料も多く
個人としては近藤勇が中心となっていて、ちょっと期待していた芹沢鴨や伊東甲子太郎あたりの展示はありませんでした。
近藤の書簡が故郷に宛てた物を中心に多数残されていて、当時の世情や政治状況をしっかりと掴んで行動しようとしていた姿勢
平野国臣の一派が新選組にも紛れ込んでいて、それを粛正したり
茨木司ら伊東甲子太郎に同調ようとした者が幕臣取り立てに反発し脱走を図ろうとするも結局は切腹になったという生々しいものもありました。
多分ファンだったらお馴染のものだろうけど、石田散薬の一連の道具はよかったですね。

庄内には何度か行ってるんだけど、清川にある清河八郎記念館はまだ未訪で
その清川八郎関連の資料がまとまって出されていたのは貴重だったし、嬉しかったな。
藤本鉄石の書いた清川八郎像、浪士組を結成しようとした際の幕府からの申し渡し
山岡鉄舟や松岡万ら同志の名前も載る名簿。
清可の尊攘を決意する書込みの筆。

これはそうそう見られないだろうなと思ったのは泉涌寺からの孝明天皇関連の数々で
天皇や大事にしていた持仏、屏風絵
天皇崩御に関し、江戸時代は専ら石塔だった天皇の墓所が
孝明天皇からかつてのように陵墓が造成されることになり、その一連の動きを描いた絵巻もありました。

特別ファンじゃなくっても貴重なものが展示されていたので、ぜひ見ていただきたいなと思いました。

by enokama | 2022-11-09 23:30 | 歴史全般 | Comments(0)