人気ブログランキング | 話題のタグを見る

エノカマの旅の途中

enokama.exblog.jp

旅と歴史と競馬のお話をします

ブログトップ

私たちはどうかしている

連続ドラマってのはあまり最近は見ないし「半沢直樹」も見ていないんだけど(たまに金曜日のNHK22時のドラマには嵌るときがある)
浜辺美波が出てるドラマは外れがないし、金沢の和菓子屋が舞台ってのに惹かれて見てみました。
最近までまともなラブシーンもなかった浜辺が(出身地金沢が舞台ってことで思い入れもあっただろう)すごい一皮むけたような展開もあってびっくりしましたね。
それで僕自身もよくあるパターンでドラマから原作に久しぶりに行ってしまいました。





ドラマ自体は非常に細かいところまで、セリフ一つ一つが原作を尊重されている。
和服をそんなに着るものかと思うし、設定は五十年ぐらい前じゃないかとも思ったけど。
過激な描写の連続だったようなのも、これも原作に忠実なもの。
お菓子だったり、茶会だったり、きれいな庭だったり実写の出来栄えも上々だったし、美男美女の主人公の映像も綺麗だった。

てっきり今回の最終回二時間スペシャルで七桜が光月庵の当主に就くまで行って、原作の進みと合わせて半年後ぐらいに完結版を流して、事件の真相が明らかにされるのかなと思ってたけど
一気に原作を超えて(原作者にもかなり相談されたらしい)真相も明らかになって、結果的にはハッピーエンドになった。
この最後の一時間の展開はなかなかサスペンス色があって、よく原作のエッセンスを加えた結末は決して無理な設定ではなく非常によかったと思います。
結局は観月ありさのやった悪女の女将が一番かわいそうだったんやな。
七桜のお母さんも善人そうに見えて、結果的にはどうかしてるし。

キャストも山崎育三郎(安倍なつみの旦那だって最近まで知らなかった)栞役の岸井ゆきの、大旦那役の佐野さんもうまく雰囲気が出ていた。
視聴率的には二けたちょっと切るぐらいで終始したみたいだけど、今は放送終了後にすぐ動画配信はされるし、反響は高かったみたいですね。
また動画配信(有料)もあるのでリピートして、細かい場面も振り返られればなと思います。

浜辺美波は間を置かずにNHKの金曜22時「タリオ」で主役の弁護士役をやっています。
こちらの方が彼女本来のキャラクター的な役柄だけど、なかなか面白い話でした。
「わたどう」は浜辺美波自身も清純派を脱皮したような面もあって、またいい役柄を期待したい。

by enokama | 2020-10-01 04:57 | ドラマ感想 | Comments(0)