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エノカマの旅の途中

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戦後70年談話と終戦記念日2015

元々、盆・正月は添乗で仕事するもんだったんで(最近はこの時期の泊の仕事はないけど)
休暇とかのイメージはないんですが、もうそろそろ年休でも取ってゆっくり出かけたいなとも思う
今日この頃です。

別にどうせ叩かれるなら、無理して10年ごとに出すこともないやん。
「いらない」と思ってた14日の安倍首相の戦後70年談話だけど、世界史の流れや未来志向
しっかりと「台湾」をアジア諸国に入れていた文言は良かったと思う。



生では見てなかったけど、ネットでの評判が良かったようなんで、10時からのニュースも見たんだけど「何?」あのまとめかたとあの学者はなんなんだ。
デモして自己陶酔している「ちゃんと頭で考える」ことを知らない連中にいっぱいインタビューしてたけど、一般の声よりも紹介している数が多かったやんか。あの人たちに「徴兵制をして軍隊充実させて、どこへ戦争しかけるの?戦費はどうするの。勝ったとして(今の愛国心などさらさら持たさない教育の日本人で勝てるわけがないが)今さら植民地とかするの」って聞いても、なんにも答えられないよ!
BSのニュースに代えたら福島瑞穂が出てたけど「村山談話でアジア諸国と良好な関係ができたのに今の首相の歴史修正主義で壊されてしまう」とか抜かしてた。この「良好」とやらでどれだけこの20年。
日本の「国富」が中韓に流されたんだ。外交も何かしら文句を常につけられて・・・どこの方向を向いて政治をしたいんだ。
報道全般も「キーワード」や「中韓の反応」(できるだけ怒らせないようにしないといけない)にこだわり過ぎで内容に吟味せず、なんかTBSの毎日の記者は「失望した」って言ってたけど「お前の考えを押し付けるな」
マスコミの連中も馬鹿が多いな・・・
短文サイトの安易な情報拡散(ちゃんと確認してからにしろ)もあるけど「考える」ってことをしないんでしょうな。
「世論調査」の方法や報道もそうだけど、杓子定規で当てはめることしかできないのでしょう。


何の罪もない人々に、計り知れない損害と苦痛を、我が国が与えた事実。歴史とは実に取り返しのつかない、苛烈なものです。一人ひとりにそれぞれの人生があり、夢があり、愛する家族があった。
この当然の事実をかみしめる時、今なお言葉を失い、ただただ、断腸の念を禁じ得ません。
これほどまでの尊い犠牲の上に、現在の平和がある。これが、戦後日本の原点であります。
二度と戦争の惨禍を繰り返してはならない。
事変、侵略、戦争。いかなる武力の威嚇や行使も、国際紛争を解決する手段としては、もう二度と用いてはならない。植民地支配から永遠に訣別し、すべての民族の自決の権利が尊重される世界にしなければならない。
先の大戦への深い悔悟の念と共に、我が国は、そう誓いました。自由で民主的な国を創り上げ
法の支配を重んじ、ひたすら不戦の誓いを堅持してまいりました。七十年間に及ぶ平和国家としての歩みに私たちは、静かな誇りを抱きながら、この不動の方針を、これからも貫いてまいります。

このあたりの文面は「首相の言っていることと行動が合っていない」(本当に本人に会って実際に話してもないのに、そんな評価ができるのか)「本心を語っていない」と批判する人もいますが戦後の平和国家として目指した、これからも目指す道は仰る通りかと。

我が国は、先の大戦における行いについて、繰り返し、痛切な反省と心からのお詫びの気持ちを表明して
きました。その思いを実際の行動で示すため、インドネシア、フィリピンはじめ東南アジアの国々、台湾、韓国、中国など、隣人であるアジアの人々が歩んできた苦難の歴史を胸に刻み、戦後一貫してその平和と繁栄のために力を尽くしてきました。
こうした歴代内閣の立場は、今後も、揺るぎないものであります。
戦後、六百万人を超える引揚者が、アジア太平洋の各地から無事帰還でき、日本再建の原動力となった事実を。中国に置き去りにされた三千人近い日本人の子どもたちが、無事成長し、再び祖国の土を踏むことができた事実を。米国や英国、オランダ、豪州などの元捕虜の皆さんが、長年にわたり、日本を訪れ、互いの戦死者のために慰霊を続けてくれている事実を。
戦争の苦痛を嘗め尽くした中国人の皆さんや、日本軍によって耐え難い苦痛を受けた元捕虜の皆さんがそれほど寛容であるためには、どれほどの心の葛藤があり、いかほどの努力が必要であったか。
そのことに、私たちは、思いを致さなければなりません。
寛容の心によって、日本は、戦後、国際社会に復帰することができました。戦後七十年のこの機にあたり我が国は、和解のために力を尽くしてくださった、すべての国々、すべての方々に、心からの感謝の気持ちを表したいと思います。

長すぎるとも批判する人もいるようだけど(批判するのはどうやっても批判する)このあたりの経緯も
全世界に発信する談話としては重要なことだと思う。

日本では、戦後生まれの世代が、今や、人口の八割を超えています。あの戦争には何ら関わりのない私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません。
しかし、それでもなお、私たち日本人は、世代を超えて、過去の歴史に真正面から向き合わなければなりません。謙虚な気持ちで、過去を受け継ぎ、未来へと引き渡す責任があります。
私たちの親、そのまた親の世代が、戦後の焼け野原、貧しさのどん底の中で、命をつなぐことができた。
そして、現在の私たちの世代、さらに次の世代へと、未来をつないでいくことができる。それは、先人たちのたたゆまぬ努力と共に、敵として熾烈に戦った、米国、豪州、欧州諸国をはじめ、本当にたくさんの国々から恩讐を越えて、善意と支援の手が差しのべられたおかげであります。
そのことを、私たちは、未来へと語り継いでいかなければならない。歴史の教訓を深く胸に刻み、より良い未来を切り拓いていく、アジア、そして世界の平和と繁栄に力を尽くす。その大きな責任があります。
私たちは、自らの行き詰まりを力によって打開しようとした過去を、この胸に刻み続けます。だからこそ我が国は、いかなる紛争も、法の支配を尊重し、力の行使ではなく、平和的・外交的に解決すべきである。

いつまで謝罪するかだね。
たぶん、次に戦争があったとして(あくまで例えです)日本が件の国に対して「戦勝国」にならないといつまでも100年、200年経っても謝罪しないと文句をいわれるんでしょうね。
(東北の某所もそうだけど・・・「観光史学」なんで、どこまでが本意かわからないけど)
長い間謝り続けて、賠償を出したらいいって問題ではないと思う。

普通にいい談話だし、世界に発信する文面としてよく練られているし
歴史をかじっているものからしても「素晴らしい内容」だ。
(どこをどう捉えたら「歴史修正主義なの」)
「アベ嫌い」の人が「内容がない」「本心じゃない」って言ってますが、本文には何も批判できてないし
具体的に「何がおかしいのか」を具体的に述べているものは、いくらくぐっても出てこない。
発表した人間が嫌いだから、その人物の言動・行動にはすべて好感をもてないだけである。

あと各党の終戦談話
民主党・・・政権批判だけですな。ちゃんと全世界に発信できるような気概を持てよ。
まあ天下は取れないし、政権取っても分裂するのは必至
共産党・・・まだまだ賠償ですか。。。税金から出すの?勘弁してよ。
この安倍談話は明らかに「歴史学者」が入った上でのものだけど、共産党の歴史認識や「歴史修正主義」とする根拠はなんなの?かつては日本国憲法にも憲法九条にも反対して武力での「共産革命」を目指していた事実は、なしにするのでしょうかね。

あと靖国神社に関しては、また「戦犯の分祀」と言うレベルの低い話がもち出されております。
この事に関しては過去記事で→こちらこちらこちら

by enokama | 2015-08-16 22:40 | 総合 | Comments(0)