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エノカマの旅の途中

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墨堤・向島あたりの史跡めぐり 2014

ずっと東京に行くたびに「ここへ行きたい」と思っていたんですが、延び延びになっていました。。。
おもに榎本武揚と岩瀬忠震です。

(拡大して詳細場所がわかります)



北から紹介します。

今回は鐘ヶ淵駅から歩いたので、方向が逆になって行けなかったんだけど
多聞寺(紫印)には「毘沙門天」と榎本武揚の揮毫した石碑が残っている。

榎本武揚銅像(黒印・梅若公園) 
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ご覧のとおり、後ろには高層アパートが立っております。
地図にあるように東から、広い墨堤通りがあって、アパートがあって、河川敷公園、首都高速、隅田川と
なる地理が何キロか続きます。
てっきり隅田川沿いに像があって、その背後にアパートがあるのかなと思ってたんだけど
逆であって、釜さんの像から彼の愛した風光明媚(だった)墨田川の光景は臨めません。
墨堤・向島あたりの史跡めぐり 2014_f0010195_16465332.jpg

以下はHPより
大正2年(1913年)5月に木母寺の旧境内である現在地に建てられた。高さ約7メートル(台座含む)
もの銅像は、旧幕臣で国会議員であった江原素六ら建設委員を中心に、大隈重信や大倉喜八郎、
渋沢栄一など政財界の代表的な人物の協力のもとに建立されました。
原型作者は田中親光と藤田文蔵、鋳造者は平塚駒次郎。中でも藤田文蔵は洋風彫刻界の先覚者として
位置付けられる人物で、代表作に陸奥宗光像(外務省)や井伊直弼像(横浜掃部山公園)などがあります。
像はブロンズで、南を向き、大礼服姿で、荘重な趣を呈しています。造形は顔・髪・服・勲章や軍刀など
の装飾品に至るまで細心の注意のもと忠実に再現しています。
晩年、向島に在住した関係から、牛嶋学校の木造扁額や墨堤植桜之碑の篆額などを揮毫しました。

岐雲園跡(緑印 岩瀬忠震蟄居地) 以下はその案内板より
墨堤・向島あたりの史跡めぐり 2014_f0010195_16245112.jpg

岐雲園は、広さ約500坪(1650㎡)、河水を引いた汐入りの池のある別荘風の構えで
岩瀬忠震が、自分の所有する画巻の筆者、明の魯岐雲にちなんで名付けました。
忠震は、目付・外国奉行として幕末の外交に尽くした人で、海外事情に精通して早くから開国政策を唱え
各国との交渉に多くの業績を挙げましたが、将軍継嗣問題で大老井伊直弼と意見を異にして職を
免ぜられました。憂憤の彼は、ここ岐雲園で退隠生活を送り、再び世に出ることもなく、風雅な生活を
楽しみました。忠震の号である「鷗所」は隅田川に翔ぶ都鳥にちなんでつけたといい、文久元年(1861)
44年の生涯を閉じました。近くの白鬚神社には彼の顕彰碑「岩瀬鷗所君之墓碑」が永井介堂の碑文で
建てられています。この介堂は、永井尚志といい忠震とともに幕政、外交に力を尽くした人で、晩年を
岐雲園で送り、この地で没しています。
幸田露伴の長兄、成常も岐雲園に住み、露伴自身が居住した時期もあります。
墨堤・向島あたりの史跡めぐり 2014_f0010195_16252934.jpg

案内板があるとは聞いてたんだけど、この高層住宅の周りをぐるぐる回っても見つからず
南側の道路を少し東に行ったスーパーラ〇フに対面した歩道上にありました。

白鬚神社(青印)
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「白鬚」の名の通り、滋賀県の白鬚神社をこの地に勧請したものと伝わる。
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「岩瀬鷗所君之墓碑」上記では墓碑となってますが、墓所は別にあるので「顕彰碑」と言っていいかと。
もう碑文は読みにくくなってしまっています。

向島百花園(赤印)
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今回は寄れなかったけど、榎本武揚が晩年によく立ち寄っていたとか。
当時の風情の残っている場所は周辺にほとんどないので貴重かも!

榎本武揚旧居跡(オレンジ印)
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ライ〇ンズマンションの前に案内板が立っております。
最近立てられたもので、古い史跡マップには載っていません。。。
明治38(1905)年から73歳で没する41年までこの地で暮らし、墨堤を馬で毎日散歩する姿が見られた。
墨堤・向島あたりの史跡めぐり 2014_f0010195_177382.jpg

現在ではこんな感じでスカイツリーが目前に!

暗くなってしまったけど墨堤植桜之碑
(黄緑印)
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榎本武揚の名も読み取れます。

駆け足でしたが寺社以外は高層建築等、普通の住宅地って感じでした。
おそらくもう少し浅草方面に行けば、春の桜もきれいなんでしょうね。。。
Commented by やぶひび at 2014-11-17 10:29 x
去年、東京リハビリテーション病院に、夫が入院していました。
かまさんの銅像は、何回か見てきました。看板ひとつないですね。
梅若コミュニティー(公民館&図書館)にも、かまさんコーナーもなし。
白髭防災団地建設で、木母寺は移転して、離れた所にあります。
向島百花園も行ってきました。萩が咲いていました。
Commented by enokama at 2014-11-19 21:15
少しずつ「散歩道」として整備はしているようですけどね。
木母寺には伊藤博文の碑文もあるようですね!
by enokama | 2014-11-14 23:42 | 江戸散歩 | Comments(2)