エノカマの旅の途中

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明治維新史学会2012秋季大会 in大阪

少し過ぎましたが、10日の土曜日に行ってきました。
本来は本職の研究者の方の発表の場なんですが、一般の参加も予約なくとも可能と言うことで
お聞きしてましたので行ってきました。





司会進行は発表者と親しい方がされるようで
3名の方が1時間で研究内容を発表され、20分が質疑応答と言った内容で
レジュメも本編、総括(項目ごとに小括)、資料編として引用文献のコピーと規格もわかりやすいものでした。

1本目は中村武生氏の「池田屋事件再考」で、内容は各陣営の背景も詳しく調べられているので
膨大で幅広いのですが(→こちらの本)定説として書かれているような「池田屋事件をきっかけとして
長州は京都へ進発した」ことや「明保野亭事件」について、1次史料を基に真相に迫られ
池田屋での実際の参会者やその戦死者、桂小五郎の行動についてもわかる範囲で
具体的に挙げておられました。

2本目は「譜代藩の明治維新」として、大老・井伊直弼暗殺後の家老・岡本黄石を中心とした彦根藩政。
慶応3年暮れには、同じ譜代の大垣藩と似たような情勢になったりして(→こちら
なかなか知られていないことが多いので、新鮮な印象でした。
3本目は「赤報隊」について、実像に迫るって言うよりも、どのように現代に至るまで研究や顕彰が行われ
今の「草莽」「悲劇」と言ったイメージがついたのか?少し違った目線でした。

質疑については、質問側も「プロ」の方なので遠慮なく、突っ込みが入って「その質問持って帰ります」って
(まあ研究会ってどの分野でもこんな感じなんでしょうが)こともあったりして・・・
こういった機会で精査された研究内容が「本当の歴史」として、世に出されて行くのでしょう。
まあ、今回の資料でも劇画の引用例がありましたが、幕末に「四民平等」って思想なんて皆無だったと
思うんですがね。今の価値観ってのも、戦前までとは全然違うもんなんだし。
また参加者は若い研究者の方も多かったので、これからの活躍も期待したいです!
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by enokama | 2012-11-21 23:37 | 歴史全般 | Comments(0)