エノカマの旅の途中

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陽だまりの樹 第七回

井伊による一橋派への攻勢が始まり
万二郎に、西郷は大勢挽回のための薩摩挙兵上洛計画を話します。
「兵を上げると薩摩に同調する藩も現れ、朝廷の後押しもあるだろう。そして幕政改革に乗り出すのだ」
一瞬「倒幕」って言いかねないかなと思ったけど、まだ安政のころだしね。
まあ、西郷が幕府を倒す気になったのは慶応3年後半のことだし、この認識は正しいです。
時代考証は大した人物ではないので、おそらく手塚先生の原作からかと思います。さすがですね。

そして万二郎が町をあるくと、いきなり「コロリ」と倒れ、苦しみもがく町人に出会います・・・
コレラの流行の始まりです。





話にもあったようにコレラの特効薬と言うものは当時、わかっていませんでした。
洪庵先生がまとめた「虎狼痢治準」も、各種の可能性がある治療法を乗せたもので
決め手はありませんでした。
一番に特効薬と言われていたキニーネも、コレラへの有効性は認められず「解熱」の効果に留まっています。
とにかく「体を温める」事を基本として、各種療法が試されると言う現状でした
症状はとにかくひどい下痢となり、瞬く間に体が冷え三日と持たず亡くなる場合が多い。
天保5年7月にまず江戸で流行し、8月には上方にも広がっています。
家の者がまじないをしようとして、良庵が叱りつけるシーンがありましたが
「神仏に祈る」と言うぐらいしか、一般人にはなす術がなかったのです。

こう言った中、万二郎は井伊派の策略にはまり、奉行所に囚われの身となります。
そして拷問を受け、西郷との関係を問われます。
その中で「牢医」に治療を受けていますが「拷問を続けるために治療する」と知って愕然とします。
このあたり、手塚先生の描写は細かいところまで知った上で描かれているんですね。
その後の万二郎の救出劇も見物でした。。。
せっかく橋本左内が隣の牢にいたのなら、一緒に救ってくれればとも思ってしまいましたが・・・

そして、万二郎は「死んだ者」として水戸へ姿を隠します。
このあたりは西郷さんからヒントを取ったのかな?
水戸には高橋多一郎がいて「井伊の暗殺計画」を告げられるも
万二郎はそのやり方では遺恨が残るのみと異議を唱え、無謀な攘夷も批判します。

しれにしても、山岡はポイントでしっかり出てきますね。
来週はヒュースケン暗殺のようですが、どう言う展開になるか楽しみです!
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by enokama | 2012-05-20 23:45 | ドラマ感想 | Comments(0)