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エノカマの旅の途中

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旅と歴史と競馬のお話をします

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JIN完結編~第六回 N○KvsT○S 

競馬のWIN5(5重勝馬券)とうとう1億円が出ましたね~→記事
対象5Rのうち、1番人気勝ちがなかったのと
新潟のメーンもなかなか買えないし、肝心のオークスも伏兵ってことで
かなりつきましたね~
日曜は外でずっと歩いてたんで、携帯で結果チェックしてたんだけど
最初1000万かなと見えた、けど桁がまだ一桁多かった(笑)

競馬で1億越えって言うのも現実に出たら楽しいですよね。
今までの配当が魅力な3連単だったら、買い目もかなり悩むとこだけど
シンプルに1着を5R分当てるって言うのは、一般の人にも馴染みやすいだろうし
今回はいいアピールになったと思います。。。
ただ難なのは競馬場では買えずに、PATに入ってないと買えないこと・・・
まあ、これを機に入ってほしいって思惑もあるかもしれないね!

オークスは雨降ってなかったら順当に2強で決まってたんだろうな。
いよいよ今週はダービー、いい天気になってほしい!



今週のヒストリアは緒方洪庵先生がメイン(→ここ
江戸時代末、輸血技術もペニシリンも無い時代でも名医たちは闘いました。天然痘やコレラなど恐るべき伝染病に取り組んだ緒方洪庵の決断とは?当時も女性たちを苦しめた乳がん。その手術に西洋でも不可能とされた技術で挑んだ村医者・華岡青洲!江戸のスーパードクターたちの苦闘秘話をご紹介します。

紹介文見てたら、思いっきり「JIN」を意識してるんですけど(苦笑)
まあT○Sの番組自体がほとんど、パクリか便乗(大河・朝ドラでどんだけ…)でしかできないから
文句は言えないでしょう。
もう自局の番組でフォローする力も企画力もないから、そりゃ伝統と信頼のNHKで
やってもらうのも大歓迎ですよね!
そんな中で「JIN」は、ほんと奇跡な出来だし、大阪本社の某大企業スポンサーも
たくさんお金出してるだろうし、これだけ見てくれたら元も十分取って
企業イメージも上がるし・・・
不況で手抜きの安物番組ばかりだと、さらに見る人も減るし悪循環になってしまうんだろうけど
しっかり金をかけたらいいように回る!
このあたりは、経済対策にもつながる例にもなることだと思います・・・


それにしても今回のJINは、今までで最高の回でした。
去年の「龍○伝」で思いっ切りたまってたものが、すっきり吐き出されて
ようやく晴れたような気がします!

仁先生は長崎にきて、龍馬に会います(ボードウィンと絡む内野さんの演技、最高やった)
なんか長州の東某?護衛って何…元祖・護衛(本当は違うけど)の三吉慎蔵君はどこ行ったんだよ。
もう出ないのかな?

グラバーが怪我を負わされて、仁先生が緊急手術をします。
そしてチューブの代わりにアルコール消毒した針金で目の傷をつなげます。
この辺の臨機応変さも医師の見せ所なんでしょうね…
聞多は焼酎で消毒した畳針で縫われた手術で一命を取り留めたけど
この人の場合は「生命力」も尋常じゃなかったですからね(苦笑)
「無尽燈」って知らなかったけど、シンプルだけどすごい発明ですよね。

長崎ではグラバーから長州のために武器を龍馬らが長州に送ります。
「戦は商売になる、いい金儲け」そりゃそうですよね。
儲けてなんぼだし、それに見合った報酬があることで命がけの仕事をするんだ。
去年なんて、ひどかった「金儲けなぞ考えとらん」って言わせてしまって
それなのに丸山でおねえちゃん、はべらせて…訳わからんよ。
薩長がこれからの日本を背負って立つのも、清の様子も長崎や長州にいたら
バンバン情報も入ってきたでしょうし
その中での野心的な外国商人や、その先取りした五代才助や龍馬や
のちにきた後藤象二郎・・・楽しかっただろうね。

長州で言う「四境戦争」で戦争を初めて見た仁先生はショックを受けます。
圧勝に終わるも「同じ日本人で殺し合いをするなんて」
龍馬は「これは世を変えるための必要な戦」と言い
仁先生は「戦いは戦いを呼ぶだけ」と意見を異にします。
そして「殺るか、殺されるか」戦場の現実を目の当たりにします。
現代人の視点と当時(って言うか第二次大戦前の概ねの世界的認識)の考えは違う。
去年のあれはここで「戦はここで終わろう」ってして、高杉にも同調させる?な話だったけど(泣)
去年あたり、俄かにいっぱい湧いてきた「坂本竜馬研究家」も
こぞって龍馬を「平和主義者」って仕立ててるんだけど
今日の龍馬の描き方こそが、実像に近い姿だっただろうなと思いました。
戦はいかんって言う人の方が、当時だったら稀有な存在なので
今後、仁先生に説得されて「平和主義者」になるんだったら、それはそれでいいかと。。。
坂本龍馬の「複雑な思考」も、こういった現代人(?)とからますことによって
逆にわかりやすくなるんじゃないでしょうか。
この話は大河とかと違って最初から「フィクション」と言う思いがあるから
楽に見られるけど、そのフィクションの話の方が「真の龍馬の姿」に迫っているのが
皮肉にも感じます!
最近の大河がクソになったのは「現代感覚」を盛り込んだら、視聴者が食いつくと思ってるから。
そうじゃなくって「武士道」や「生きるか死ぬか」って言う歴史を習う上では、当然なことなんです。
それを現代劇を時代劇に置き換えるようなものにしてしまって…
「戦」をゲーム上のものだけにしてしまうんじゃなくって、その戦国でもそうだけど
戦の意味やそのことによって起こる社会の変化って言うものをもっと学ばなきゃ。
「戦いかんいかん」だけじゃ話としても成り立たないと思う。
方向間違っているわな。

仁先生は最後に、幕府軍の治療に当たっていましたが
「禁門の変」の回でも焼け出された市民のために、治療に当たっていました。
その京都で実際に治療に当たっていたのが、一橋家に仕えていた
適塾出身で塾頭も務めた柏原学介でした(くぐってたら、はな。さんのブログで紹介されてました)
「助けたい」医者は本当、尊い職業であります。

久留米の田中久重さんも、いい味出してました。
僕は全く知らない人なんだけど、作者はすごく調べこんでますよね。
(スポンサーつながりもあるようですが・・・)
Commented by applepeach at 2011-05-25 12:01 x
私はTBSが大嫌いなので、見ないようにしているのですが
このドラマだけは余りにも周囲の評判が良いので、横目でちらちらと見ています(笑)
確かに龍馬の描き方には共感できます。
「日本人同士の戦いに正義はあるのか?」と龍馬に問いかける
という図は新しいですね。
Commented by enokama at 2011-05-28 00:10
>applepeachさん
僕もTBSは大嫌いなんですが、このドラマだけは見ています(笑)
某大河では龍馬に武器の売買をさせながら
「日本人同士戦っちゃいかん」とハチャメチャな展開だったし
その他も、中途半端な「平和論者」にして似たり寄ったりで
満足なぞできなかったんですが
今回は、ほんと実像に迫れたようで よかったです!
by enokama | 2011-05-23 23:24 | ドラマ感想 | Comments(2)