エノカマの旅の途中

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庄内藩・酒井玄蕃と七星旗

今回の庄内本、光夢世宇留(せうる)さんは関東の方で
僕とは去年の顔合わせで、一度お会いしただけなんですが
三人の中では一番、現地・庄内に足を運んで各所回っていまして
HP・ブログでも、そのレポートを詳しく書かれています(→こちらこちら
今回の僕の執筆では、地元でしか手に入らない貴重な書籍も貸していただき
大変、参考になりました!

今回はその現地写真・レポも交えた「酒井玄蕃と戊辰戦争」を中心に書いています。
正直、僕の庄内へのアプローチって言うのが、お二人とは違っていて
常勝・庄内藩の「戊辰戦争」は、まだまだ勉強中なんですが
(そのアプローチの違いがあるので、それぞれが得意分野で分担したら
いろんな角度から幅広い目で見た、庄内藩を紹介できるのではと今回の共著となりました)
純粋に強くってかっこいいし、戦場ではついて回る卑怯な振る舞いや残酷な話ってのが
ほぼ皆無であって(→こちら)その本来あるべき武士道と言うものがしっかり根付いた
庄内の教育にも見どころがあったわけなんです。



詳しい内容は本編や、お二人のブログ記事を参照していただくとして
こちらでは、今回の題名ともなった「七星旗」(しちせいき)について少し触れます。

戊辰戦争での庄内藩は大きく「一番~四番」の大隊で編成されており
一番・二番大隊は天童~新庄~秋田と転戦し、連戦連勝を誇り
維新後に栄達する新政府軍の大山綱良、若き桂太郎と言った指揮官もかなりの苦戦を強いられました。
(新徴組を含む三番・四番大隊→こちら は一部が鳥海山越の奇襲を経て、海岸線を北上し秋田に転戦する)

その酒井玄蕃が率いた二番大隊の大隊長旗が「破軍七星旗」(玄蕃自らがデザインしたもの)
坂本守正先生の「戊辰東北戦争」(→ここ)の表紙にも、その挿絵(右下)が使われていますが
横1.5m・縦2mの巨大な物で紺青地に、金色の北斗七星で第七星「破軍星」(はぐんせい)を
一番上に持ってきた上下を逆さにしたデザインで、周囲を白枠で囲み
(中国の三国志で有名な軍師・諸葛孔明の編み出した秘法として伝わる「破軍星に軍を向けると
必ず負け、破軍星を背にして戦うと必ず勝つ」と言い伝えからの採用だったそう・「霊旗」と称する)
外側はあざやかな朱色で、同色の総をなびかせる。
さらに4、5mの長竿につけられ、遥か遠くからも望むことができ
その見るものも威圧するド迫力の破軍七星旗を見た敵軍は、その隊の強さと相まって
「鬼玄蕃が来たー」と戦わずして逃げ出したとも言います!
強いからこそ、その旗は威力を増し、その旗の下で兵士たちはさらに結束して
新政府軍(西軍)に果敢に立ち向かいました。。。
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Commented by ノブ at 2011-05-23 09:18 x
 本は昨日、無事、届きました。昨日から、さっそく読んでいます。面白いです。当方、老眼で、字が小さくて、夜は少し見にくい。笑い。
 幕末の藩内抗争も抗争も、今後、本に出してもらえたらよいです。酒井玄ばの、政治信条なども、知りたいですね。
 それから、作者名を書いて欲しかった。誠に、残念。幻の作品になったら、もったいない。笑い。
いずれにしても、ありがとうございました。
Commented by enokama at 2011-05-23 23:59
>ノブさん
感想ありがとうございます!
どう読まれているか、ちょっと心配だったんで
ホットしました(笑)
酒井玄蕃さんは、維新後に黒田・大久保の薩摩閥の引きで
台湾や清に行って、記録なども残しています。
まあ、そのあたりの書籍がレアものになってるのが
紹介しずらい面もあるんですけどね。。。

また、共著のお二人さんのブログにもたくさん記事
ありますので、お読みください!
by enokama | 2011-05-19 23:40 | 庄内藩 | Comments(2)