武市半平太の投獄と土佐勤王党の処分に至る過程
「土佐藩」「龍馬伝感想」の過去記事も参照ください!
前回の「龍馬伝」やはり視聴率は最低だったようですね。
タネを言うと、2部の最終回を2回に分けた内容だったので、うす~い内容になってしまったそう。
なんかピエール溝渕さんと、香川弥太郎さんの熱演はよかっただけに残念でした・・・
もう一つ、言えるのは獄中の半平太をずっと、ひっぱりすぎなのはどうかということ。
いつまでも以蔵の拷問シーンが続くといい加減、気分が萎えてしまうのはありますよね。
でも時間的には表題の1年8ヶ月と言う長い期間があったのは事実です・・・
また半平太も次回で最終回です。
僕も始まる前から前半の準主役になる彼や、吉田東洋を調べて記事にしてきました。
でも肝心の脚本に十分生かされていたのだろうか?
東洋はまずまずよかった。
武市半平太って言う人物は、また腹心の平井収二郎ってどんな人物だったのか?
結果、龍馬より劣るって扱いにしかされなかっただけでは・・・
今回と次回のドラマ感想で半平太記事はとりあえず打ち止めにして、中岡慎太郎に移行します。
果たして、第三部は期待に添える内容になるのでしょうか?
文久三年(1863)六月八日に間崎・平井・弘瀬、三士切腹の後も
武市半平太は攘夷実行を願い、山内容堂に再三意見書を提出する。
そして七月二十九日には容堂にお目通りを願い、直に意見をぶつける。
人事、容堂の再上洛についてなど半平太の要望はことごとく退けられたが
「将軍がいよいよ違勅とつづまりそうろう時は、将軍の首をこの隠居が必ず討つ覚悟じゃ」
と言う言葉で半平太をまだ、つなぎ止めようとしていた・・・
まだ「尊攘派」「公武合体派」激しい対立が続いている時だ。
また半平太が必要な人材になってくる時期がくるかもしれない。
そして八一八の政変。流れが決したとした藩庁は、九月二十一日に半平太逮捕に踏み切る。
多くの同志が投獄され、東洋暗殺や数々の天誅の風聞について訊問を受けるが
いずれも結束は固く口を割らなかった。
しかしながら、ほぼ具体的な内容についてはその間に事細かに調べはついており
彼らの自白待ちと言った状態だった。
翌年(元治元年)六月十四日、上方で捕らわれた岡田以蔵が高知に護送され入牢。
すぐに吉村虎太郎との関係を話し出す。。。
ここから監察陣は拷問を含む激しい追及に入る。
七月二十七日、清岡道之助ら二十三士決起(→関連記事)
八月十一日、以蔵の自白から大坂での下横目・井上佐一郎暗殺の共犯として四名逮捕。
彼らは相次いで自白する。
九月五日、二十三士は奈半利河原で斬首。
拷問はいっそう激しくなる。
十一月、体の弱かった半平太の実弟・田内衛吉は拷問に耐えられずと観念し服毒死。
次々に口を割る以蔵にも毒を盛る計画が出るが、家族の承諾が得られず実現に至らず。
翌年(慶応元年)三月、島村衛吉は拷問に耐え切れず獄死(このころ、具体的な薩長和解の動き始まる)
そして業を煮やした容堂の意向により、閏五月に判決が出る。
彼らへの嫌疑
・同志盟約 ・吉田東洋殺害 ・下横目・井上佐一郎殺害 ・本間佐一郎殺害 他天誅の風聞
・粟田宮へ進言 ・三条公へ進言 ・容堂公へ進言
そして半平太に対しての判決文
右は去る酉年以来、天下の形勢に乗じ、密かにに党与を結び、人心煽動の基本を醸造し
爾来、京師高貴の御方へ容易ならざるの儀しばしば申上、はたまた御隠居様へ度々不届の義
申上候事共、総て臣下の所分を失し、上威を軽蔑し、国憲を紛紛し、言語道断重々不届の至
きっと御不快に思召され、厳科に処ざるべき処、御慈悲をもって切腹これを仰付けられる。
武市半平太には、吉田東洋暗殺の黒幕としての罪状が一番求められていただろうが
同志の結束は固く自白は得られず
具体的な罪状はなく「不敬」であると言うことで、政治犯としての切腹となった。
もう自身の覚悟はできていたであろうが、あの容堂とのやりとりが「不敬」と取られては
やり切れなかった面もあっただろう。。。
たぶん、今度の切腹シーンはその逆になるようですね(苦笑)
他は井上佐一郎殺しで以蔵を含む四名が斬首。
彼らは以蔵の自白によって死に追い込まれたのだ。
死罪は以上で、要職に在った勤王党シンパの小南五郎衛門が名字帯刀取り上げで子弟預け。
龍馬伝では、大政奉還を説き続けたはずの松平春嶽は大政奉還の「た」の字も言いませんし、最初の提唱者である大久保一翁に至ってはまだ登場もしていません。「Peacemaker」(OP映像)龍馬が内戦回避の策として大政奉還を発明したという大政奉還発明伝説を踏襲するのでしょう。
薩長提携発案伝説についてはどうでしょうか。やはり「Peacemaker」龍馬が薩長提携を最初に提唱したというにされそうな気がします。もしそうなったらNHKに「貴局が史実を軽視するのは何故ですか?」という励ましのお便りメールを出すつもりでいます。日本のテレビの軽薄な姿勢にはもうウンザリです。
史実通りでも十分、面白いドラマになりうるのでしょうが
常に龍馬が中心にいるストーリーにしないと、自信がないようですね。
考証に名を連ねている人も、自称「龍馬研究家」で本もたくさん
出されていますが
その文章は今までの先人(ウソ・作り話もひっくるめた)の上塗り
だけで30年前の話から全く変わってないものです。
(今週の「歴史街道」も龍馬英雄伝説で、変わりばえのない記述ばかりだった)
まあ皆様のNHKですんで、声はしっかり聞いてもらえるし
変更がある場合もあるそうですが、実際に一般視聴者が
納得する物に今はなっているのでしょうかね。。。

