奈良・唐招提寺と薬師寺
この案内板にもありますが、こちらの寺は唐の高僧・鑑真が平城京の時代に招かれて
幾多の苦難の渡海の末に奈良に来朝。
ニセの僧たちも多くいた当時の日本で、僧に正式に授戒し、多くの弟子を育て日本にしっかりとした
仏教文化を根付かせました。
奈良時代の伽藍が千年以上も残されています。
金堂(工事中)
11月4日より、拝観可能(→こちら)です。
1200年前の天平文化(奈良時代)を伝える最大の代表建築(当初からの金堂としては唯一現存)で
ギリシャの宮殿を思わせる重厚な建築。
約10年の工事を経て、まもなく甦ります!
講堂
元々は名の通り、講義の場であって建物は平城京・東朝集殿の移築であった。
だから今、平城京の建物が現存していない中で、唯一の貴重な宮殿遺構となっています!
現在は三体の仏像(本尊弥勒如来像など)が安置されています。
校倉(経蔵)
現存最古の校倉で正倉院(756年)より古いそう・・・
鼓楼
境内ほぼそのまま、奈良時代が残ってるんですね。すごい・・・
唐招提寺から南へ歩7分ほど、近鉄西ノ京駅の東側に
薬師寺があります!
創建はまだ飛鳥に都があった時代で、平城京遷都とともに710年ごろ、こちらに移ってきました。
その経緯もあって、飛鳥時代最後の文明(645年の大化の改新以降)・白鳳文化を伝える
伽藍を伝えています。
こちらは残念ながら、幾度かの兵火で往時の建物が少なくなったのですが、最近は伽藍の復興
が進み往時の「白鳳伽藍」が甦っています。
東塔
白鳳時代の唯一の遺構(飛鳥から移設の説もある)裳階があるので六重に見えるが、三重塔になる。
現在、修復工事中。
東院堂(鎌倉時代建築)には「聖観音菩薩像」(白鳳時代)があるんですが
これが今日見た中では一番美しいと感じました。
金堂の「薬師如来」は、ほんと今造られたばかりのような美しい輝きを伝えます(→紹介はこちら)
ほんと、今日は国宝もたくさん見てきました。
奈良はすごい!