エノカマの旅の途中

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旅と歴史と競馬のお話をします

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くろふね

角川文庫(2003年刊行の文庫化)
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最近は、ほんと本業もボチボチで添乗もない日々で(今の日本の現状をひしひしと感じる)
時間はあるのですが、そう出歩くのも小遣いには限界があるので(残業分減るし)
やはり読書が一番かなと思い、いろいろと読み漁っています。
とは言っても部屋に一日閉じこもるのができない性分でもあって、何駅か電車に乗って
少し大きな街へ行き、お気に入りのモスかミスドでじっくりと単行本を読んで過ごし
(ミスドはコーヒーおかわりできるし)少し大きい本屋を2軒ぐらいまわって、歴史書を物色する
パターンが、月2回ほどできています。


この「くろふね」はライフログにある「武揚伝」の姉妹編で、作者が同じ佐々木譲氏。
ってことで、相変わらず勝海舟はクソミソに書いてあります(苦笑)
主役は浦賀奉行当時、ぺリーの黒船に遭遇し一番最初に乗り込み対応した中島三郎助。
造船術の第一人者でもあり誰となく門戸を広げ、あの長州の桂小五郎も住み込んで教えを
受けています。
そして、幕府の海軍の多くが榎本の指揮の下、箱館へ走り、その一員として箱館奉行並と
千代ヶ岱砦(五稜郭と箱館市街地の中間点にあった)の守りに入ります。

箱館戦争もほぼ敗色濃厚となり
西軍がほぼ、箱館湾の海戦を支配し、参謀・黒田清隆が密かに箱館山頂に兵を置き
一気に駆け下りて奇襲をかけ、弁天台場に打撃を与えて降伏。
そして孤立した千代ヶ岱砦は、榎本の退去勧告を振り切って引き続き抵抗し、中島は2人の
息子、駆けつけていた浦賀奉行所の同志たちと共に壮絶な討ち死にをします。
武官・技官として国際人として、明治でも重用されただろう人物が幕府に殉じた心情。
よく最後まで戦った土方と、対照的に生きて新政府に仕えた榎本・大鳥と言われますが
それ以上に武士の魂を感じます(宮古湾で死んだ甲賀源吾にも言えますが)

星恂太郎、伊庭八郎、高松凌雲・・・
多彩な知識人や最後まで抵抗した武勇に秀でた人物たち。
黒田は砲術の名手であって、江川塾に学んでいたので大鳥や中島の名声は当然知っていました。
「万国法」「北の大地」「海軍」優秀な人材。
ただ「官賊」を討ちに行っただけではない。
この戦いから得るものも多かった・・・
黒田の行動は心あるものとしての当然のことと言えます。

これだけの波乱に富んだ人生。
三郎助は明治以降も手腕を見せられることは必ずあったと思いますが
彼は武士としての最後を選びました・・・
好著です!
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by enokama | 2009-01-28 21:34 | 幕府東国諸藩 | Comments(0)

中岡慎太郎のブロンズ像

霊山歴史館の某室にて。
少し映り暗くてすいません!
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多分、普段は応接に使われている部屋でしょうが、何気に凄いものが・・・
一人興奮してました(笑)
すごいいい表情していて、素敵です。。。館内に展示されてもいいぐらいの作品です。
また、誰が作られたのかは聞いておきます!
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by enokama | 2009-01-27 01:31 | 中岡慎太郎関連 | Comments(5)

歴史な新年会2つ

もう歴史(幕末)好きになって長いんですが、やはり「~会」って方の知り合いも出来
誘われたり、入会を検討しようかなと思ったんですが、やっぱり自分は無理かなと思う
ようになりました。

「海援隊より陸援隊」「新撰組より新徴組」「会津より庄内」
僕の話でよく出てくる人物は「横井小楠で板垣退助に黒田清隆」
根本的にマイナーすぎるんで、そのファンが集まるような会行っても乗り切れないし・・・
実際、僕と話しする方は「穏やか」と見える(でしょう?笑)
でも本とかネットで検索した文章になった歴史ネタでは、どうしても譲れないところがあったら
「許せない・・」って、ブログでも「筆が踊ってしまう」状態になってしまう。。

そんな私ですが、思いっきり話せる環境もおかげさまでありまして
昨日、金曜日行って来ました(実は2件、日が重なってしまって・・・笑)


幸か不幸かご多分にもれず、僕の会社も最近は仕事が減ってしまって・・・
京都で夕方からだったんで、有給を取って出かけました。
石清水八幡宮と淀の鳥羽伏見の古戦場(実は榎本さんの関係があるんです)を回って
いつもの霊山歴史館へ。
こちらで「五箇条の御誓文」のお話を聞いて(文献だけではわかり辛いんで、話を聞いた
方がやはりわかりやすいです)

その後、二条のがんこで(山縣有朋の庭園があるところです)新年会。
この会は霊山の旅行で知り合った方に誘われたんですが、入って見たら「先生」って言われる
職業の方や経営者の人がほとんどで・・・
まあ、最初は知らなくて普通にしゃべってましたんで、逆に良かったのかな(笑)
ほんと、でも会社つながり以外で、いろんな業界の方と話できるのはためになります!
最後は皆さん一言ずつってことで、僕は今の時代こそ横井小楠だと・・・
「富国富民」「海外と積極的に付き合ってこそ発展がある」


二次会はパスさせてもらって、京阪で北浜まで。
いつも飲みに行っていた「維新」のマスターが、次の店が決まったと言うことで
行ってきました(道修町のええ場所です)
久しぶりに「維新」の常連さんと話できて、ほんと弾けてきました!
また、拠点ができてうれしいです。。。

最後に京都で霊山歴史館のSさんとも話しさせていただいたんですが
歴史館のイベント等で、常連になってもらえるような若い活動的な人が欲しいなと・・
いつも、木村武仁先生と僕ぐらいが一番若くなっていて、後は20年来の常連さんと
なってくるので、新しい風が欲しいです。
冒頭に書いたように「会」に捉われたくない人だったら、なおさらいいと思います。
気軽に質問できる人もたくさんいらしゃいますし!
今回の2つの新年会も、霊山で知り合った方からなんですよ。

次回は2月7日(4月も)の土曜トークと、5月30~31日に恒例の研修旅行(長崎)があります。
また興味がある方はリンク先の「霊山歴史館」から問い合わせください。
上記の2つの行事は僕も参加しておりますので、お気軽に話しかけていただいたらと思います!
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by enokama | 2009-01-24 23:51 | 歴史全般 | Comments(0)

すごいな庄内

映画「おくりびと」アカデミー賞ノミネート!
日本映画では「たそがれ清兵衛」以来、5年ぶりのことだそうです。

どちらも山形・庄内が舞台。
普通の都市圏で描くのと違って、やっぱり地方での昔ながらの風景で日本らしさ
(それが庄内に残ってる)出したところがよかったんでしょうね!
でも、行った時も思ったけど、ほんと観光地って感じにもなってなくって
地味な感じだったのですが、またそれがいいかもしれません。
また、行ってみたくなったな・・・
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by enokama | 2009-01-23 07:00 | 庄内藩 | Comments(4)

NHKの番組から

先日、日曜のNHKの相撲中継が凄い面白かったらしい。
伝説の名横綱・輪島大士。好角家で知られるデーモン小暮閣下。
そして、NHKきっての相撲オタク実況アナ・岩佐英治・・・
何この最強メンバー。
朝新聞見てなくて、帰ってからこの番組欄見て悔しい思いしました(泣)

デーモンと岩佐アナのオタ話だけでもお腹いっぱいなのに
不祥事で追放された格好の輪島を出演させたNHKはほんとに凄い!!
僕は昔、デーモンのラジオ聞いてて(相撲の話を2時間中30分以上してたと思う)
輪島が好きなことも知ってたんで(僕も大きい北の海より小柄な輪島派だった)
多分、デーモンのリクエストだったのでしょうが「黄金の左腕特集」等を得意満面で岩佐アナ
が紹介してたとかで・・・見逃したのがとても悔しいです・・・


コメントにもいただきましたが「その時 歴史が動いた」が終了です。
前番組の「堂々日本史」「ライバル日本史」がちょっと凝りすぎて、短命だったのに比べて
正攻法の番組進行が逆にわかりやすかったようで長寿番組になりました。
中岡慎太郎が主役クラスの「土佐勤王党」の特集なんか(涙もの・・)民放では絶対やれない
ですよ。ほんと勉強になりました。

もう改編の時期なんですね・・・
時代劇は45分に戻してもらって、去年消滅のクイズ枠を復帰して、木曜8時ドラマは分割
して23時の夜ドラ復活(今の枠は数字良くないみたいだし、遅い時間の方がいいのでは)
もう民放ドラマはだめだから、製作会社もMMJあたりで数字にこだわらないほんとに
やりたいような物を作ってほしい と願望です(笑)
「ダーウィン」「大河」「世界遺産」毎日20時台の各番組もほぼNHKです・・・
有名ミュージシャンとか俳優のプロモーション番組も今、NHKばっかりでしょ(数字関係ないから、
好きに企画できるのがいいんでしょうね。コブクロとか竹内まりや、ダウンタウン松本みたいに)

民放はもうあかんのとちゃうか、感動もんはH本とかS田の顔ばっかりやし
クイズはどこ切っても一緒。歴史番組は検証不足で、ど素人のパネラーあんなにいらん。
CMも高利貸しと派遣会社とパチ屋と政権与党の裏の宗教・・・
そら、みのもんたも弱いとこしか叩きません。古館のニュースも一つのネタの途中でCMいれるでしょ、
あんなこといかんと思う。
某TBSは昼ドラ打ち切りで情報番組4時間ぶち抜きで、夜もニュースですけど(「クローズアップ現代」
はよっぽどしっかり作らないと超えられないよ)
たぶん、秋には痛々しい事態になっていそう・・・

だからこそ今の時代NHKに期待してます!
 
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by enokama | 2009-01-23 00:38 | 総合 | Comments(0)
今日の「その時 歴史が動いた」は大阪の至宝・緒方洪庵先生のアンコール放送です!
前回、見られなかった人はぜひご覧ください。。僕も今日は録画します。

おそらく、今日は今の土曜時代劇とリンクしたものでしょう。
うちの取っているスポニチで、何回か記事が載ったぐらいですんで、BKも力入ってるようです。
四天王寺や京都市内のロケやってるし、やっぱり地元ロケはいいですね。。。
でも、も一つ物足らないのはやっぱり時間の短さで(30分)盛り上がりかける所でもう結末・・・
話もいいし、細かい時代風景も丁寧に作られているのでちょっともったいないです。
とりあえず、緒方章君は毎回縛られるキャラになるのかな(笑)
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by enokama | 2009-01-21 21:34 | 歴史全般 | Comments(4)

プリキュアと雨の京都

今日は昼過ぎから京都へ。
前から行きたかった東福寺・退耕庵が公開中で行ってきた。
1364年創建で小野小町ゆかりの寺で知られ、将軍・足利義満筆の「退耕庵」の表額
関ヶ原の戦いで破れ斬首された安国寺恵だん(難しい字)作の茶室「作夢軒」
(石田三成らと徳川征伐の謀議がされたと言う。忍び天井とかのしかけもあったとか)
杉苔に覆われた枯山水庭園・・・歴史の重みを感じる場所でした。

あと、本堂に絶世の美女も老いるとこうなる。自身を戒めた自作「小町百才の像」も
間近で見られたのだが、なんか見たことのある家紋がいくつも。。。
実は旧街道に近いこの場所は幕末「鳥羽伏見の戦い」で長州藩の本陣だった。
長州戦死者の菩提所となっていて、まるで「長州寺」と言った一面も持っているのです。
なかなか、いろいろと見応えのある寺でした。

東福寺・勝林寺は、東福寺の守り神とされる「毘沙門天」が大正以来、久しぶりに御開帳されてます。
上杉謙信に代表されるように「毘沙門天」は軍神とされますが、こちらの毘沙門さんは他と比較
して柔和な表情をされているそうです。
ただし、普段はお堂の奥にずっと扉を閉めてあった場所なんで、今日みたいな天気だと
表情がはっきりと拝めないんですよね・・・
できれば天気の時に行かれるのをお勧めします(3月18日まで)

今日は写真完全不可(庭もだめ)だったので画像はありません。

淀へ>>
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by enokama | 2009-01-18 23:37 | 私の好きな京都 | Comments(6)

会津の本・二冊 続き

やはり会津の命運を決めたのは、後ろ盾だった孝明天皇の崩御ですが
撤退するならこの時点だったでしょう。
家訓に領民のことにも触れられているのだから「領民のために勇気ある撤退」と言うのは
許されないものだったのでしょうか?

さて、最後に寝返ったとされる春嶽ですが、彼なりの事はやった結果です。
篤姫の大政奉還~王制復古のシーンあたりにも、慶喜の傍らに常にいた姿がありました。
安政の大獄も慶喜が一因だったし、橋本左内も殺してしまった。
ほんと、結局は振り回されっぱなしで「なんで、こんな人を推してしまったんだろう」と思いつつも
支えざるを得なかった。
よく、どっちつかずと言われ佐幕・倒幕派どちらからも、矢面に立たされていた春嶽ですが
「公武合体」「開国」「公儀論」「非戦論」この信条は、実はずっと変わっていなくって
決して変節者じゃなくて、周りが動いているのでそう見えただけなのです。

土佐は一番過激だった乾が動くことで、容堂も時勢に逆らえずに倒幕に加わった。
薩摩の島津久光は完全に西郷らに権力を委譲している。
各藩も一番、過激で疎んじられていたような倒幕派が表に出てくる。
佐賀・江藤新平、鳥取・河田佐久馬、第二次征長で懲りた御三家の和歌山も戦わずして
従い、近代軍を誇った大垣、土佐同様に武力討幕・大政奉還で藩論が二転三転した芸州
藩論が元々勤王よりで征長にも反対の姿勢だった尾張・・・

春嶽も、もう一戦起こすばかりの慶喜を捨て、岩倉具視についた。
(福井も藩主に変わる判断を下せるような謀主的な立場の人物は、橋本左内もいないし
由利公正もずっと謹慎されていたのでいなかった。人物がいたとしたら、土佐のように
参議にも出せて新政府の一翼を担っていただろう)
実は岩倉(当時はもちろん公武合体派)とは「和宮降嫁」の時から、お互い実力を認め合う
仲だった。
「公儀論」(国会的なもの)は公儀所を儲け話し合いの場を作った。
財政面ではスペシャリストの藩士・由利公正を出し「開国・富国論」では横井小楠の登用が
決まった。
このあたりは岩倉の息のかかった人事で、もう幕府では自分の理想を描くことができず
新政府に託すことで倒幕派となったわけです!

それでは、戊辰戦争については続きで・・・
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by enokama | 2009-01-17 23:13 | 幕府東国諸藩 | Comments(0)

今日のいいデータ

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飯田騎手。通算338勝、内1200m以下が131勝。
買いやヘイロー!

(追記)
淀単距離S、ヘイローフジはメンバー最速の33秒5を繰り出すも5着。
1.2着は34秒0で上がりの競馬になってしまったので、この展開では仕方ないです・・・
(馬券は立て目を押さえてたので取れました 苦笑)
ここで1着賞金加えたら、G1にも十分出られたのですが。
次走は阪急杯でしょうけど、阪神の坂が苦手そうなんでどうでしょう?
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by enokama | 2009-01-17 02:08 | 競馬 | Comments(0)

会津の本・二冊

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・戦乱の日本史「会津戦争」
・中村彰彦「落ち葉は枝に還らずともー秋月悌次郎」(上・下)中公文庫

(2009年1月16日 追記)
幕末に興味を持って久しいのですが、会津にはあまり触れてきませんでした。
僕の興味の入り始めが坂本龍馬であって、そこから中岡慎太郎・西郷隆盛、松平春嶽から
福井藩と来ているので、各所で散見される会津側から見た中傷(特に春嶽・西郷)を見るのが
辛いのです。
春嶽も親藩だったら幕府を守るのが当然だろと言われる人もいますが、それは方法論の違い
だけで、春嶽なりの親藩の行動があった訳です。
西郷は会津に攻めたわけではないので「薩会(会薩)同盟」の高崎正風を退けたことを言われ
るのでしょうか?
また、このあたりは調べて行きたいと思ってます。

これから感想書きますが、勉強が足らないと思われるかもしれません(西国寄りです)
お許しください・・・
(過去記事

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by enokama | 2009-01-14 23:36 | 幕府東国諸藩 | Comments(0)