今度の今度こそ、自民党をぶっ壊した小沢一郎。
その道程から、彼を西郷隆盛に例える人もいるが
実際、自身も西郷を尊敬し政治手法は大久保利通を尊敬していると言う。
今日の某週刊誌にも載っていた。
西郷さんは「壊した」って行っても実は徹底的でもないわけ。
長州は形ばかり謝罪させて済ませて、のちの手を組んだ。
江戸開城の時も、治安の維持はそのまんま幕府寄りの彰義隊に任せてしまったり(お金もなかったけど。
手ぬるいとされて、長州の大村益次郎に指揮権をゆずってしまう)
戊辰戦争で一番強硬に抵抗した庄内も藩主の謹慎程度で済ませ、箱館も黒田清隆の仕事になったけど
首脳もみんな助命させて、政府に登用した。
あの大久保ら洋行組と袂を分かった政変で下野する時にも、黒田に「静岡と庄内はくれぐれも頼む」と言って去った・・・
一応、大御所の歴史作家・D氏は西郷さんを単なる好戦家としか見ていなくって、平和主義の坂本龍馬
を暗殺したって本気で書いてるの(だから討幕派として中岡を悪く書くのも、このおっさんぐらいや)
榎本武揚らの箱館の挙兵も、そんな武力だけに訴える薩長の勝手な振る舞いに対抗したからだとか・・・
その分け方はちょっと違うでしょう。
そんで「征韓論」も「日清戦争」「日露戦争」そんな帝国主義の象徴だと・・・
戊辰戦争は「罪」はもちろんあるけど「功」もあった。山縣狂介(有朋)なんか北越戦線でどれだけの
ミスをしたか・・・でもその実戦経験のお陰で、いい軍隊ができたんだ。
今日の週刊誌も相変わらず従来の史観の「征韓論」で記事にしてたけど、みんなそんな平和的な考えで
で幕末・明治は行ったわけない。
中国も韓国もあの未整備な政治体制では、列強にしてやられるに決まっている。
革命の輸出ってあるでしょう、ナポレオンとかちょっと違うけどソビエトにしたって。
日本の介入は当然ありの考えです。
あの明治6年の政変はただ単なる主導権争いなだけ。大久保も次の年は台湾に兵をだしてるんだから。
今日の記事でも「西郷は非情になりきれない分、政治家に向いていなかった」って締めてたけど
岩倉らの訪欧中の西郷らの留守政府の評価、あの辛口の福澤諭吉が「あれだけ自由な雰囲気は
今までなかった」って言っている。
女性にも選挙権がある議会制度も考えてたんだ。
結果だけ見て「西郷は政治家に向いていなかった」と言うのはどうなんだろう。
大久保の評価は賛否両論あるけど、僕は好きになれないです。
最後に旧庄内藩士の編集した「西郷南州翁遺訓」にある西郷さんの考え。
はかりごと(かけひき)はかねては用いないほうがいい。はかりごとを持ってやったことはその結果を見れば
良くないことがはっきりしていて必ず後悔するものである。
ただ戦争だけははかりごとがなければならない。しかしはかりごとばかりやっていると、いざの時うまくいかない。
多くの国民の上に立つ者はいつも自分の心をつつしみ、身の行いを正しくし、おごりやぜいたくをいましめ
むだをはぶきつつつましくすることにつとめ、仕事に励んで人々の手本となり、一般国民がその仕事ぶりや
生活を気の毒に思うくらいにならなければ政府の命令は行われにくいものある。
つぶすことは、小泉さんもやったけど手段を選ばないのもありです。
けど、いざ権力を取ったらそうは行かないです。
大久保のように非情に徹するよりも、西郷流の情のある政治手法でも行けないでしょうか?小沢さん。