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エノカマの旅の途中

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京の幕末史跡めぐり~木屋町あたり2008 

東山花灯篭準備中・・・円山公園
京の幕末史跡めぐり~木屋町あたり2008 _f0010195_2422191.jpg

壬生の後は食事をして、霊山から東山あたりを散策しました
(同行の皆さんのブログが詳しいんで、そちらもごらんください)

霊山護国神社はよく「龍馬・慎太郎」の墓で紹介してますが
明治維新の誕生に尽くした志士1356名の霊が祀られています。
今回は初めての方もおられたので、改めてじっくり回ってみました。
禁門の変時の久坂玄瑞・入江九一・来島又兵衛ら、長州の志士たち。
「池田屋騒動」の宮部鼎蔵や吉田稔麿と言った志士(今日は壬生にも行って
来たんである意味、対照的ですが)
少しわかりにくい場所なのですが「天誅組」の志士たち(土佐・吉村寅太郎は1人離
れて独立した大きな墓がありました。何度も行ってるのに初めて知った)
福岡の憂国の士で六角獄で斬られた平野国臣(後で確認したら野村望東尼の歌碑
も近くに建っているそうです)

彼らは国を想い、そして犠牲を払って維新の大業が果たされ、贈位等もされた
わけですが 「鳥羽伏見の戦い」の際の微妙な流れに見られるように
紙一重なタイミングもあって「官軍」、「賊」と区別されてしまっただけであって
いわゆる「佐幕」と呼ばれる人達も、国を憂う気持ちは大差なかっただろうと思うん
です。
江戸の彰義隊の戦いでの官軍の死者の霊を祀るため、大村益次郎が中心となって
作られたのが「靖国」と各地の護国神社。
例えば函館の護国神社と、榎本軍の死者たちの「碧血碑」で比べたら差は歴然
です。「何が正義なんだろう」と思ってしまうこともあります。
また、京都にもひっそりと「佐幕側」の人たちの祀られている場所もあると思います。
両方の目で見た上で知ることによって、この「明治維新」の流れももっとわかって
くると思います・・・


この後は霊山歴史館に行ってきました。
私の顔で入場100円引きです!(今の時期は17時半まで開いてます)
今日の展示は新撰組好きの方にはいい並びで、すごくタイミングがよかった
です(天然理心流の木刀を手で持てるコーナーもありました)



この後は主に京都在住のさくらさんの案内で市中心部の
維新関連の石碑を回って行きました!

大村益次郎・佐久間象山遭難地の碑
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三条の池田屋(看板が新しくなっている)
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古高俊太郎邸跡(ここも看板新しい しる幸と言うお店)
京の幕末史跡めぐり~木屋町あたり2008 _f0010195_2455862.jpg

土佐藩邸跡
京の幕末史跡めぐり~木屋町あたり2008 _f0010195_2462732.jpg

以前は近くのビル内に「土佐四天王」の像があったんですが、残念ながら
なくなったとのこと・・・

皆さん、今日はほんと楽しくすごせました!
またよろしくお願いします。
Commented by ゆずぽん at 2008-04-03 20:15 x
こんばんは!
ブログ仲間とご一緒の史跡めぐりよいことですよね~。
霊山護国神社の霊苑はかなり広いですよね。
じっくり歩くといろんな志士たちの墓標が建っていますね。
画像のすべてが懐かしいです。私も娘達と一緒に巡った場所です。
Commented by enokama at 2008-04-03 23:42
僕もしょっちゅう行ってる場所ですが、
一般的に「龍馬の墓」のある場所でくくられている面もあるんで
また、他の志士たちの紹介もして行きたいですね。
本文中にも書きましたが、野村望東尼の歌碑はぜひ次回確認
したいと思います!
by enokama | 2008-03-31 02:50 | 私の好きな京都 | Comments(2)