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エノカマの旅の途中

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旅と歴史と競馬のお話をします

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東京へ行ってきました ~続き

29日(日)朝 見学場所は10時始まりが多いし、昨日も遅かったんでゆっくり9時ぐらいまで寝る。
ちなみにこのホテルは(新橋)ネットで8000円弱。かなりサービスが簡略されているためにできる価格だが
遅くまで飲みに行って寝るだけといった人には十分である。
電車で上野へ、まず全国で4つある国立博物館の一つ東京国立博物館に行く。「書の至宝」という
特別展をやっていて、特に興味もないなと思ってたら特別展込み(1400円)のチケットしかなく会場へ。
中国・日本の著名人の書が多数展示してあるが、字だけなんで僕には正直感動もわかない(笑) 
でも会場は大混雑でなかなか進まない状態で、すごい関心のある人が多いんだなと思った。
また常設展の方はこちらの博物館は総合デパートって感じで、仏像・絵画・古墳時代の発掘物や
アジア各国の紹介等、なんでもありって感じでとても広く(国宝の数はたぶん一番だろう)
こちらも2時間ほど見学にかかった(逆に特色のないような。奈良や京都のように地域の特色を
生かしたって感じがなかった。昨日の江戸博物館はわかり易かったけど) 帰り出口附近で
京都・堀川今出川の老舗菓輔「鶴屋吉信」が出店をやっていたのはちょっとびっくりした。
やはり京都や神戸のブランドは関東では人気あるようだ。

東京へ行ってきました ~続き_f0010195_0545330.jpg
 
それにしても上野の森は広くて都心とは思えない(これぐらいの緑地は大阪ではないのでなおさらか)
南下して西郷像へ。像自体はいいけど周りの環境は相変わらずちょっと・・・
琵琶湖を模して作られたと言う不忍池へ。池に浮かぶ弁財天は竹生島をイメージしたそう。
池にはカモが浮かび、いい天気でのんびりできる。また明治時代、不忍池の周りに馬場が作られ
競馬が行われていたのはあまり知られていないと思う。1周・1マイルぐらいはとれるだろう。

不忍池の西に画家・横山大観の旧居があり資料館になっていて、正月に僕自身足立美術館に行ったことも
あり訪れる。鉦鼓間と呼ばれる客間には不動明王像があり、広い庭が見渡せる。建物自体は純和風で
画室・寝室が公開されている。展示は大観の学生時代の卒業制作等の初期の作品(師は岡倉天心)や
下書きのスケッチと旧居ならではの展示もあり、落ち着いた時をすごせます!

この後は南へ歩き、湯島へ。湯島天神は大宰府天満宮、京都・北野天満宮同様、菅原道真が祭られていて学問の神様。境内は今宮戎ぐらいの広さだが、今の時期でもあり参拝者も多く絵馬もあふれるぐらいに
あった(梅も付き物です)露天や土産物を見るのも楽しい。
時間はもう1時半になってたので昼ごはんに。天神から湯島聖堂への途中にある古式蕎麦という店に行く。
少し黒いの蕎麦で変わってるが、風味もあり腰の入った食感が印象的だった。

東京へ行ってきました ~続き_f0010195_0555773.jpg

湯島聖堂は5代将軍綱吉が孔子を祭るためにたてたもので、江戸時代の最高学府・いわゆる昌平こう
(変換できない・・・)のあった場所。しかし、幕末期には砲術や語学等の実学に流れ、朱子学は
時代遅れみたいになってしまった・・・ ここも深い森が残っています。
東京へ行ってきました ~続き_f0010195_23164491.jpg

この後は帰りの電車賃稼ごうと後楽園のウインズへ。とっても広いし、なぜか人も少ない。
新橋・新宿・錦糸町と至近距離にウインズが点在しているからかもしれない。梅田や難波・祇園に比べて
ほんと雲泥の差だ(ここの人が行ったらびっくりするだろう) ゆっくり検討できたのだが
結局は電車賃ぐらいマイナスになってしまった(泣)
ウインズを出て話のネタに秋葉原へ。やはりオタクの町という印象で電気街のイメージは薄れつつある。
まだ昼間の歩行者天国は健在だった!
東京駅6時20分の新幹線で帰路につく。

東京在住の知り合いの方とできるだけ、お会いできたらと思ってたんですが時間が合わずに昼間は一人で
動く形になったんですが、充実した散策ができて東京の自然・風土に思いのほか触れられてよかったです。
まだ行きたいところ、今回行ききれなかった場所も多かったんでまたの機会にと思います。
by enokama | 2006-02-04 10:13 | 江戸散歩 | Comments(0)