エノカマの旅の途中

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加治将一が「龍馬裁判」と言う映画を作った

加治将一の記事がよく上がるなと思っていたら
加治将一が映画を作って一部新聞に広告が出てたそうだが、いい加減「真実」とか「新発見」とか
今までの日本史は嘘とか言うとか(まあ星亮一や原田伊織のトンデモ本でもよく使われるけど)宣伝するのはやめてくれ。
この人ね、今までの著書の内容見てても中岡慎太郎の事全然知らんやないか。古臭い平和主義者と武力討幕者の対立のくくりだけで慎太郎を語ってないわけ。
歴史上の人物を裁判にかけるやり方は古川薫先生がよく書いているね。

広告によると 
龍馬を新選組が守った? 大政奉還で同意ができていた?

明らかに当時の新選組は大政奉還阻止で幕府大政再委任派のはずなんやけど。
慎太郎と伊東甲子太郎は狙ってて、龍馬と対立軸にしたいのかな。
今までも触れてきたけど加治将一で許せないのは散々「薩長同盟」をフリーメーソンたらイギリスの背景って書いてるけど、薩長同盟の前提である長州征伐における長州の救済から復権に向けた福岡藩士の働きと尽力した慎太郎の動きを全然書いていないこと。
そこで龍馬暗殺のところで「武力討幕者だから」ってだけで龍馬暗殺の真犯人ってポコって出してくる。慎太郎のそこまでの背景はもっと書きようあるのに触れてないことが問題。
あと天満屋騒動で紀州藩士の三浦休太郎を警護してたのは新選組だけど、三浦は強硬な大政奉還反対派やね。陸奥宗光の父親の政敵だったし、龍馬の一件だけが動機じゃない。大政奉還で龍馬と新選組が同意してつながりがあったなら、警護もしないわな。

別に加治将一の映画の妨害をしたいんじゃない。一作品として楽しむのなら結構だし、別に見るなとは言わない。ただ「真実」って言って宣伝されるのが不愉快なのと見た人が「これが真実だ」と思われるのが嫌なだけ。あくまでフィクションとして見てほしい。


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by enokama | 2017-08-24 20:42 | 総合 | Comments(0)