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エノカマの旅の途中

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旅と歴史と競馬のお話をします

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花燃ゆ・第二十回~岩国の吉川経幹と久坂の愛人

日曜日は、やっとシフトが合った(?)ので泊り明けに淀に行ってきました(笑)
ちょっと昼から暑かったけど、いい天気で気持ちよかったです。
酒井学は相変わらず数だけで駄馬ばっかりだし、勝負にはならんなと思ってたら
二つも連絡みしていた(苦笑)・・・でも、どう考えても買えない馬券だしな。
うまいこと行かないもんだ。。。

買えないと言えば、今回のG1(あんまり後発のG1は格が軽すぎて、騒ぐのもいやなんだけど)も
この結果は買えないですよね。
もうマンボは引退でいいと思う。俺の無駄な投資が止まらないし(苦笑)
幸四郎も言ってたけど「気持ちの問題」しかないでしょう。なんぼ稽古が走ってもね。
ケツの方をとぼとぼ走られて10秒で終わったと思ったよ、なんにも面白くなかった。
それにしても「前残りばっか」・・・こんな馬場、どうにかならないのかな?
スマートレイアーは今後、まったくないでしょうね。
これだったら、ダービーのスピリッツミノル(回避が多いので、十分に出られるようだ)でも十分
期待もできそうだ!

こう書いたら「大損こいた」ようだけど、堅いとこを4つ取ってるんで
競馬場で7時間過ごしたことを考えたら「許容範囲」でした。
また、泊まり明けで競馬場に行ける機会があればと思います。

夕方は久しぶりに歴史の勉強会に行って、話のあとにもう少し聞きたいこともあったんだけど
眠気と空腹がどうにもたまらなかったので、早々と帰らせてもらいました。
またの機会に聞かせていただきたいと思います。





大河は一応録っていて、キャストで気になる名前があればチェックする程度だけど
今回は岩国の吉川経幹があったので見てみました。
ただ正味、見たのは15分ほどだけなんだけどね(苦笑)

このドラマは考証がしっかりとした方が揃ってても、かなり「史実」とはかけ離れた
「現代劇風フィクション」ばっかり。
ただ、今回はその考証の方の意見が取り入れられたと見え「萩本藩と支藩の関係」(仲がむっちゃ悪い)
ってのが取り上げられたのは、初めてじゃないのかな。
萩藩で松下村塾生らが中心となって圧力をかけ、このドラマ的には「志じゃ」とか言わせて「破約攘夷」と
決するけど(「無勅許で不平等条約」って決めつけられたら、幕府の立場もないよな。幕府外交に携わって
きた者からしたら、長年の経緯があってこその判断だったんだから。不平等になったのも、散々「攘夷じゃ」
って言って異人斬りした連中の尻拭いの外交もあって、段々不利になって行った面も多いのだし→こちら
羽場裕一さんの長井雅楽に言わせていたように「異国の強大な文明に対抗できるのか」が現実であり
「狂気の沙汰」であった。
実際、のちに禁門の変後「藩(御家)も滅んでいた」と言ってもおかしくない状態になったから
(生殺権を握った薩摩が「長州を生かす」判断をしたからこそ、結果オーライで残ったにつきる)
今回の長井のセリフ一つ一つは実際に当たっていたことなんだね。
本当に長井は何にも間違ってないし憂国の政治家だった。
今回、好人物で描かれていたのは救いでした(ただし、その都度ごとの「藩論の転換・決定」のシーンが
このドラマではあっさりすぎて、雑すぎる感もする)
たぶん次回辺り、萩に帰って「切腹」でしょう・・・なんでなんやろうね。
生かしておけば、薩摩の現実派との提携ももっと早くにできていたかもしれないのに。
「異論を唱えるものは殺す」そんな考えしかなかったんだろうね。

久坂とその愛人のくだりはまあ、あれはあれでよかったんじゃないかな。
ただ鈴木杏よりも、もともとの予定キャストだった広末の方がよかったんやろうなとは思った。
御殿山焼き討ちには、久しぶりの松島剛蔵や門下生外の井上聞多(役者は「アリとキリギリス」?)が登場。
聞多はさっそく大金を持ってきてたようだけど(そんなイメージが強いんかな)
久坂と高杉の対立は、まああんな感じだったかもしれない・・・(仲裁してたのは松島ともう一人は赤祢武人?)
御殿山行くシーンはまるで「討ち入り」みたいやったな。

小田村が萩藩の方針に理解を求めるために支藩に赴きます。
その一つの岩国で吉川経幹に会いに行く・・・
ちなみに「錦帯橋と岩国城」の映像が使われていたけど、幕末当時は当然「一国一城令」もあって
山上の岩国城天守閣は、はるか昔(江戸時代初期)に取り壊されているので(山麓の陣屋で会談したはず)
大間違いであります。
もちろん地元の方ならご存知なので、クレームがNHKに行ってるかもしれない。
だから再放送では、その画像がカットされるかもしれないことを記しておきます。
シーンで吉川経幹は「公儀に楯突くとは無茶な」と対応して(当然だけど)
また「家格を上げる」ってことも言ってたけど(関ヶ原での経緯もあって岩国の吉川家が低く扱われてしまって
幕末まで来てしまった)これは一般視聴者にはわからないだろうな(→こちらこちら

長府候は「話も聞いてくれない」とされておりました。
のちに実際、萩藩は「正義派」とは言うが無茶苦茶な行動(と思っていただろう)で各支藩や隣接の
芸州藩・小倉藩等も大迷惑するも、第一次征長で薩摩が「長州藩を生かす」判断をしたのちになって
ようやく「本支藩の一致」を見ることとなります。
あと椋梨が岩国には「親類がいる」って言ってたけど、つながりがあったのかな。
元治二年(慶応元年)椋梨一派が失脚した時、岩国に行こうとしていた話もあったし・・・
by enokama | 2015-05-17 21:25 | ドラマ感想 | Comments(0)