「八重の桜」~岩倉具視と春嶽のりんご
南北戦争の武器が日本に流れてくることや、桂小五郎が武器を欲しがっているところは
次回の伏線なんでしょう・・・
ちゃんと話がつながって行くのも、今回の脚本の良さと思います!
西郷さんが越前福井の春嶽公の下を訪ねます(史実的に、この時期にはなかったような気がする)
本当は越前が、八一八政変に変わる動きを見せたのかもしれないけど
結果的に、中央政界からは一歩身を引いた時期でした。
南北戦争あたりは当然、世界情勢にも通じた春嶽だから知ってるだろうし
第二次征長の動きには、内戦の回避を説きます。
有力諸侯を中心とした「公議論」ですよね。
そして、庭の木を見て言います「西洋のりんごを接ぎ木している」
西洋の良い物を取り入れ、国内の物産を興すと。
このエピソードはこちらからのことだろうけど、よく調べてあるなと思い感心しました・・・
「斉彬公はよい接ぎ木を得たようだ」と西郷さんを褒めますが、実際のところは違うかもしれないですけど。
会津の(守護職の)役職料の支給停止(一桑の下賜金も停止)ってこともあったんですね。
江戸では「参勤制度を旧制に戻す」ってこともやってるし、長州もなぜ潰しきらないと迫るように
確かに増長する面もありました。
あとはもう「いつ引くか」ってことが、ずっと懸案にはなっていたんでしょうね。
慶応3年まで(守護職廃止まで)は長すぎた。
今回は岩倉具視の登場でした。
こんだけじっくりとするとは思わなかった。
岩倉の幽棲旧宅は今回のシーンが一番リアルなような気もする。
幕府と長州がぶつかって「どちらが勝っても困る。ここは薩摩が動かなあかん」ってとこは
なるほどなと思いました。
最後にこちらが紹介されてましたけど、改めてきれいになったなと思いました。
次回は、あの人が出そうですね(佐川官兵衛と絡むのかな?)
長崎で会津人と接点があったってあたりも出して見るのも面白いと思うけど。
でも「薩長盟約」の場には大久保はいなくって、小松がいたはずなんだけどね。