エノカマの旅の途中

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橋下改革~「船中八策」って付けたわけは?

また坂本龍馬ですか・・・
まあ「奇兵隊」ってつけた前の総理もどうかと思ったけど
別に「平等」の象徴じゃなくって、近代的な軍制にするために必要なことだっただけで
現代の政策とは関連付ける意味がないから、まったく歴史をわかっていないネーミングだった。

船中八策は実在しません。
坂本龍馬が初めて伝記になった時に、土佐の民権論者が脚色したのが初めらしいが
板垣退助とは接点がないし、何かと言うと童門のじいさんが「自由民権は坂本龍馬の発想」とかぬかすし
ドラマなんかで何回も言われたら、本物になってしまうんやね。
(前に書いた関連記事→こちら

まあ、今回の維新の構想はおおよそ外交面や経済面にしても
抽象的な印象は否めないけど、大筋で僕はほぼ賛同できます。
って言うか、しっかりとしたブレーンも付いているだろうから当然で当たり前なことだと思う!
「参議院」も今の形なら不要ですね・・・くだらんタレントが6年も居座り続けることができるのはおかしい。
白洲次郎も早くから、その形(解散がない)には疑問を呈していたけど
ずっと何にも手を付けられずに(年金とかもそうだけど)先送り先送りで、本当にやばくなってる危機感が
ないんやろうね。
「首相公選制」も「国民の民意」があったら、くだらない「○○おろし」って動きも安易にできないだろうし
腰を据えて一定期間をまっとうできたら、世界から馬鹿にされることもなくなるでしょう。

それにしても公務員ぐらいやろうね「組合」がしっかり機能しているところは。
もう民間だったら、こんな経済状況では無茶な要求などできないです。
手当とか細かい所ぐらいしかね・・・
志位って人のことも話題になってましたが
あの人たちのグループも、どこもそうでしょうけど組合ではね・・・
すぐに「独裁」だの「軍国主義の復活」だの。
大企業が悪いやら、防衛力を軍事力って言い続けることも現実的ではないです。
そんな気概があったら、何かにつけ、中国や韓国に押されっぱなしならないでしょう・・・
中国と今、戦争になって見ろ。勝てるわけないやん。。。
そんなことより、どうやったら日本が金儲けできるかってことを考えろや!
この連中と福島みずほは、討論に参加する価値などない。



僕もこれと似た事、書こうかなって思ってたんですが
くぐってたら、いい文章があったので紹介します!


橋下徹・大阪市長率いる地域政党「大阪維新の会3 件」が公表した、次期衆院選公約集が話題を呼んでいる。
参院廃止の検討や首相公選制の導入など、内容が“過激”なためだが、会ではこれを維新版「船中八策」
と呼んでいるという。

船中八策とは、坂本龍馬が長崎から京都へ向かう船の中で考えた国家ビジョンだとされるが、疑義もあるようだ。
それよりも、何かといえば龍馬を持ち出す、この国の政治家の神経は不思議としか言いようなない。
たしかに船中八策には、大政奉還や国会の開設など、時代を先取りした項目もあるが
一方で「海軍力の増強」「近衛兵の創設」といった軍事的な提言もある。龍馬が仲間とつくった商社「海援隊」は
薩摩藩のために銃をグラバーから買っている。要するに外国商人と“結託”した武器商人(死の商人)だ。
当時のことだから、おかしくはないとしても、龍馬は決して「平和主義者」ではなかった。
船中八策を考えつく前の「いろは丸沈没事件」の処理交渉では、大藩和歌山藩を相手に
「タフ・ネゴシエーター」ぶりを発揮して勝利する。しかし、これだって、万国公法を知らない相手に
「ごり押し」した感は否めない。

要するに、多くの人が龍馬の名前を挙げるのは、土佐の脱藩浪士でありながら、大藩薩長の仲を
取り持って同盟をつくりあげたことに尽きるだろう。その根底にあるのは「小よく大を制す」という感覚だ。
日本人はよっぽどこれが好きなようで、柔道の神髄もそうだとされる。歴史上の戦いでも、源義経の
「ひよどり越え」、織田信長の「桶狭間」、日露戦争の日本海海戦など、どれも小勢力が大勢力を
ひっくり返しす図式だ。
元寇のときだって、神風が小勢力の味方をしてくれた。そうした爽快感を信仰のように引きずった結果が
あの戦争で狂信的な「不敗神話」となり、惨めな敗戦につながったわけだが…。

船中八策3 件と名づけたのは、維新の会3 件が、自身を政府や大政党に対する小勢力と位置づけている
という意味なのだろう。しかし、龍馬は死んだが、土佐藩は明治維新後、薩長土肥の藩閥勢力の一角を
占め、権力の座に居座り続ける。そっちの方を望んでいるのではないかと、ひねくれ者の私などは
考えてしまう。
(2012年2月15日 47NEWS編集部 小池新)


おおよそ同意できます。
違うのは「いろは丸事件」で相手の紀州藩がまったく「万国公法」を知らなかったことはない。
万国公法は勉強熱心な当時の日本人なら、長崎海軍伝習所~築地軍艦操練所の流れでは
必ず習っているし、派遣された藩士からまた伝えられて一般常識に近い状況だったと思う。
ただ上役の迫力(後藤象二郎)と五代の存在が決めてのはずです(→こちら

戦争の「不敗神話」は、戦争が始まってからの事だと思うし
「侵略」って決めつけるほどのことじゃなく「軍事力・植民地が強国のしるし」ってのは世界中のある意味
定着した価値観だったでしょう。
歴史観も戦後は何かと「平和」とか「言論で」とか、軍事色を否定するようになったのは
司馬遼太郎の「竜馬がゆく」だし、どんな時代も幅広く同じように斬る童門先生なわけなんですよ。

最後の四行はちょっと乱雑な結論やな・・・
細かく言うと、土佐は勤王党やいわゆる下士(元陸援隊とか)が明治では体制側について
上士の方がむしろ野党になったと言うこともあったんだけど。

何かと言うと龍馬を持ち出すのも、もういいわな。
付けるのも「船上」で決めたわけじゃないし、それこそ「新政府綱領八策」の方がしっくりくると思うし
重みがあるように思う。
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Commented by 白根葵 at 2012-02-17 23:25 x
エノカマさん、こんばんは。ニュースで船中八策と流れ出してから、今か今かと待ってましたよ。エノカマさん発言。本当にまたですかって感じですね。私の生活圏内では、こんな事言えないので、ずっと消化不良でした。だって彼はおおよその男の人にとって、不滅のヒーローらしいので。あ、女の人もか。なのでエノカマさんに代弁して貰って、正に人の褌で相撲を取っちゃった感じです。かなりスッキリスッキリです。ありがとうございました。また、楽しみにしています。
Commented by enokama at 2012-02-18 22:48
>白根葵さん
ごぶさたです!
雪、大丈夫でしょうか。。。

また2、3時間悩んで記事にするのもどうかなと思ってたんですが
新聞記者(?)でも珍しくしっかり指摘できる人がいるんだなと思って
こっちこそ引用で便乗したような感じです(笑)

坂本龍馬が「平和主義者」 高杉晋作が「平等主義者」
こんな誤った解釈は改めないとダメだと思いますね・・・
こんな自国の歴史を認識できてない人たちには
正直、政権を任せたくない気がします!


by enokama | 2012-02-17 02:30 | 総合 | Comments(2)