エノカマの旅の途中

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京都夏の旅2011~木戸孝允旧邸と三本木あたり

先日の日曜日、mixiでイベントを組んで「京都 夏の特別公開」に行ってきました。

立てた時は暑そうな時期だけど、しょうがないかなと思ってたんですが
意外に涼しく(でも雨になってしまった・・・)回ってきました。

まずは木戸孝允旧邸・達磨堂からです(→関連記事
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河原町通りと鴨川に挟まれた御池通から丸太町通にかけては
長州藩邸があったように長州系志士たち所縁の地が多く、明治維新後も二条大橋のホテルフジタや
山縣有朋の第二無鄰菴のように関連する施設も見られるところです。

桂小五郎こと木戸孝允もその妻・幾松と過ごしたゆかりの地であり、明治になってからの京都の邸宅も
この付近にありました(旧近衛家屋敷を譲り受けた)
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普段外側から見られる方とは逆の鴨川側から撮った写真です。
本邸が別にあって、それに附属する茶室のような建物だったと思われるそうです。

明治10年(1877)明治天皇の関西行幸に従って、京都に入った木戸孝允は俄かに病に倒れ
こちらで静養していました。
ただし、この家屋では便所や水回りの設備がないので病の重い時に使っていたとは思われないとのことでした。
この年の5月、45歳でこの地で亡くなっています。。。


達磨堂
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正面(西側)から見えないので、こんな建物があったとは知りませんでした。
コゴローちゃんの息子の忠太郎君が、生涯をかけて集めた「だるまコレクション」が所狭しと並べられて
壮観であります。
地質調査の仕事をしていたそうで全国を回る傍ら、色々と収集していたそうです。
東北や群馬と言った本場の収集も目立ちました。
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肖像画はパッと見、山縣にも似てるような・・・

だるまに限らず「だるま」と書いた関連する看板や包装(ダルマ糸もありました)もあって
収集は非常に多岐に及びます!
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そして収納する所蔵庫まで作ってしまったんですね。。。
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結構、建物自体も凝っています。
屋根には「鬼瓦」でなく「だるま瓦?」が載っています!

所蔵品で可愛らしかったのがこれ
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ピーナッツ風?発想がいいですね(笑)


北へ歩き、丸太町通を渡ると「三本木」と言う地区になります。
かつてはこちらも遊郭があり、繁華街になっていました。
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このあたりに頼山陽が晩年に住まいを構え「日本外史」を完成させ、勤王志士たちのバイブルとなり
この屋敷にも出入りがあったと言います。

山紫水明処(頼山陽寓居跡)
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拝観は予約要(8月はやっていない残念)
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少し北側には桂小五郎と幾松が出会った吉田屋跡(立命館発祥の地でもある)
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幾松は吉田屋の芸妓でした。
父は小浜藩士・生咲市兵衛だが、わけあって脱藩し、9歳でここの舞妓として預けられた。
初代幾松に付き、二代目を継いで養女となったと言う。
10年ぐらい前までは旅館として残っていたが取り壊されて、付近は当時の面影はなく住宅地となっています。
あの新選組に追われて、隠し通路を逃げた話はここが舞台ではないかとも言われています!

東へ行くと「女紅場跡」(にょこうば)の碑が丸太町橋のたもとにあり(通の南側)
明治初期の早い時期での「女学校」としての施設があり、新島八重も講師陣の一人でありました。
橋を渡って少し北に歩くと、駐車場の前に梁川星巌邸跡(→関連記事)の碑が立っています。
こちらにはあの吉田松陰も頻繁に訪れ、志士たちの会合の場ともなりました。
星巌は旧知の老中・間部詮勝(詩を教えたことがあった)に、痛烈な幕政批判を含んだ詩25首の意見書を書き
幕府に目を付けられるようになります。

梁川星巌邸跡から鴨川対岸
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ちょうど真正面に茅葺きの「山紫水明処」が見えます。
頼山陽との親交も深かった星巌は京都を終の棲家とするとき、ちょうど対岸のこの地を選んだと言います!
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Commented by 花衣悠希 at 2011-08-25 21:21 x
先日はありがとうございました。
中々行きにくいところもあり、勉強になりました。
またよろしくお願いします~☆
Commented by enokama at 2011-08-25 23:59
>花衣さん
ありがとうございました!
また、穴場はありますのでお楽しみに・・・
by enokama | 2011-08-24 23:55 | 私の好きな京都 | Comments(2)