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エノカマの旅の途中

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旅と歴史と競馬のお話をします

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朝涼忌と雨とダービー

先週土~日曜と上京しておりました。
ここ数年、ダービーウイーク(5月最終日曜)は霊山歴史館の旅行に行ってるのが
恒例だったんですが(過去記事にレポ載せてます)
震災の影響もあって今年は中止になって、自分自身も6月から仕事が忙しくなりそうなので
前からお聞きしてました伊庭八郎忌(朝涼忌・ちょうりょうき)に行ってきました。
毎年命日に近い(換算して)日曜ってことで、ほぼ毎年ダービーに重なる日になってるんで
僕自身も覚えやすい日だったんですよ!
僕もここ2年「伊庭八郎の足跡」を度々たどってるんで(まあ、自分自身も楽しめるんですよね)
一度、お礼もしておきたかったんです・・・

ちなみに「朝涼忌」(→詳細)は八郎が上京(京都滞在時)に読んだ
「朝涼(あさすず)や 人より先へ 渡りふね」から
彼らしい「爽やかさ」ってことから付けられたそうです!




土曜日に上京して、台場(地名じゃなくって、阿部正弘の時代にできたほんとの「台場」のことね)~
増上寺(徳川家墓所特別公開)~愛宕山(桜田烈士集結の地・勝西郷会見の地と伝わる)~
築地~佃島・石川島と回ってきました!
台風が近づいていて、場所によってはずぶ濡れになってしまいました(苦笑)
宿は築地で取って、夕食は市場最寄で寿司屋がたくさんあったので
その中の一軒で食べたんですが、なんだかも一つで・・・
やっぱりしっかり選ばないとためなのかな?
それと震災の影響ですが、地下鉄で10分以上待つときがあって(気分的に長く感じる)
街の明かりも少なくって、これが東京駅周辺でも「大きな駅の近くなの」ってぐらいでした。

日曜はいつもの皆さんと合流。
史跡めぐりはとても無理なので、両国の「江戸東京博物館」に行ってきました。
僕は何年か前に特別展目的で行って、待ち時間がとんでもなくできてたので
通常展だけで帰ってきたことがあります。
でも600円払っての通常展だけでも、じっくり見たら2時間ほどかかる展示のボリュームと
レベルの高さは相変わらずであります。
今は幕末趣味より、ちょっと遡った時代も対象になってきてるんで、江戸時代の武士や町人の暮らしの
様子も興味深いものでした。。。

伊庭八郎忌は、心形刀流・伊庭宗家の代々のお墓がある中野区・貞源寺で行われます。
最寄が西武新宿線沼袋駅(今の時代では珍しく、ずっと高田馬場から高架じゃなく地平を走ってた)
歩いて10分ほど、周辺は下町って感じで当時の面影が偲べるようなところでした。
法要・焼香・真剣を使った演武と行事が執り行われました…
でもスタッフの人もつぶやいていた「お約束の雨で」ってのは、僕も思わず頷いてしまいました(苦笑)
ほんと茶臼山・真田山・天保山(山じゃない?)・愛宕山…ほんと、ずっと雨ですけど。
ついでにダービーも最近雨ばっかりだし…
僕は基本「晴れ男」なんだけど、イバハチパワーには脱帽ですし、これもらしくっていいんでしょうね(笑)
演武は本堂の中で内容も変更してとのことでした。
雨中、スタッフの皆様お疲れ様でした!

あと皆さん、いろいろ調査もされていまして資料も見せていただきました。
先週、図書館に行って、せめて「~すべて」シリーズは読んでおこうと思ってたんですが
残念ながら蔵書がなくって、もっとわかってから行けてたらな…
また心形刀流は平戸藩・松浦家で大いに取り入れられたそうで、松陰先生とも関連深い(→ここ
平戸にも興味がわいてきました。
また伊庭八郎は代々継がれる名前で、諱は秀○と付きます。
墓石は初代から10代まで横一列に並んでるんですが、イバハチこと秀穎(ひでさと)は
右から2番目の末弟・想太郎の横でした。
伊庭八郎と書かれた墓石は、他にもあるんで墓参の際はご確認ください!

最後にまた不良馬場だったダービーですが
勝った馬から3、4、5着馬への流しおよび3連単はしっかり買ってました。
デボネアとトーセン両頭は外して、狙いはほぼよかったんですが
2着馬がなかった(泣)やっぱりアンカツやな・・・
池添君もいい騎乗でした。おめでとう!
by enokama | 2011-05-31 23:39 | 幕府東国諸藩 | Comments(0)