エノカマの旅の途中

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明智光秀とケーブルと愛宕山

集合は嵐電嵐山駅前に9時。
9時1分発の清滝行きのバスに乗ります。
パッと見は1時間に1、2本に見えて「乗り遅れたら大変だな」と思ったんですが
休日の8~10時台は15分に一本ほどありました。
着いた清滝(鳥居本宿をトンネルでくぐってすぐ)は、料亭も見られる(紅葉のころがいいんだろう)けど
基本的に愛宕山の登山口(基地)って風情で、バスのお客さんもほぼ100%登山スタイルでした!

清滝
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この鳥居からスタート
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この愛宕山は現在、歩いてしか登れません。
(標準時間は上り2時間~2時間半・下り1.5時間~2時間)
実は戦前の一時期には、ケーブルカーが清滝から山の中腹まで引かれていて
約2キロの「東洋一のケーブルカー」と言われ「東の比叡山」「西の愛宕山」として
冬にはスキー場も開かれて、多くの乗客を集めていたそうです。。。

今も残る遺構
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「愛宕山ケーブル」(愛宕山鉄道)でくぐると廃線跡探訪がいっぱい出てきます。
廃墟マニアには有名な場所です。

大体の京都周辺の山の常なんですが、最初からかなり急な坂になって
一定まで登ったら、比較的緩やかになってきます。。。
10分は登って休止を何度か繰り返すと、茶屋の跡が出てきます。
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ケーブルができるまでは何か所も休憩できる茶屋があったそうで
名物のおだんごを出す店もありました。
戦時中の鉄材回収でケーブルが廃止となって、戦後も復活しませんでしたが
茶店も再び営業することはありませんでした。
だから今の方が却って「登山」の趣きが強い感じになっているんでしょうね。
(靴はやはり登山靴がおすすめです)

水尾の里への分岐を過ぎると「黒門」が見えてきます
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あの明智光秀は居城の丹波亀山城(現・亀岡)から、明智越と呼ばれる尾根を経て
水尾から、この黒門まで馬でやってきていたそうです。
ここから歩いて、愛宕を頻繁にお詣りしていました!

やっときました!
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開けたところに灯篭が並びます。
今は全国800の「愛宕神社」の総本社として知られていますが
江戸時代までは「神仏習合」として、白雲寺と言う寺でもありました。
本地仏として「勝軍地蔵」が戦勝祈願としてありましたが
明治維新後は他の寺に移されて、山を下ろされてしまいました・・・

光秀も引いたおみくじ
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こちらの現在、社務所がある付近には「威徳院」と言う宿坊があって
光秀は連歌の会をよく行っていました。
そして、あの本能寺の前にくじを引いた話はよく知られています。
「凶」を二回引いて、最後は「大吉」が出ました。。。
(ちなみに僕は大吉でした!)

さらに急な階段を上ってようやく本殿(このあたりが山頂になるそう)
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苦労して登ったんだもん、お札を買って帰ります!
こちらは天狗も有名ですが、欄間などにはやたら
いのししが目立ちました(神の使いだとか)

古い額もありました(若宮社。昔の奥之院あたり)
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この後、お弁当食べてたら急に雷ごろごろ雨も降ってきた!
一瞬にしてこんな景色に・・・
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ちなみに湿度が90%年中あるらしく、畳が1年もたないそう。
しばらくカッパを着て、下山しました(カッパ持参は必須ですよ)

帰りはきれいに景色が見えました!
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それにしても、これだけの老若男女のたくさんの登山客がいて(結構な登山だけど)
身近にお参りされている場所とは知りませんでした。
ケーブルが残っていたら、本当に観光地になっていたんだろうけど
歩いて登るからこそ、価値が逆にあるんだろうし
江戸時代同様の雰囲気が味わえるんでしょうね。。。
いい体験でした。
みなさん、お疲れ様でした!
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Commented by Aki_1031 at 2011-05-09 01:15 x
愛宕山登山、お疲れ様でした!
お陰さまで念願のイバハチツアーを敢行することができました☆

途中で雨が降ってきた日には、一般的にはアレでしたが(苦笑)、
ワタシ的には「ハチと一緒だ~♪」と狂喜乱舞でございました。
無事に下山できてよかったですvv
Commented by enokama at 2011-05-10 23:47
>Akiさん
お疲れ様でした~
ほんとに念願でしたんでよかったです!

雷と大雨は「やっぱり」って思ってしまいましたが(笑)
それはそれで、印象深い思い出になりました!

まだまだイバハチの足跡を訪ねる旅が残ってます。
今回が一番の難関だったと思うんで
多少の山越えも、もう大丈夫でしょう(笑)
by enokama | 2011-04-30 23:18 | 私の好きな京都 | Comments(2)