エノカマの旅の途中

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中岡慎太郎の笑顔写真~原板発見

薩摩藩士・高崎正風についての記事を書こうと調べていたら、びっくりした事実があった。
てっきり僕は高崎猪太郎の事を、正風と言うのだと思っていたのだが
実は高崎姓で、同年齢で左太郎(正風)・猪太郎(五六)の二人がいた。
二人とも、文久3年当時に公武合体策を進める島津久光の側近であって
その行動も似通い、残された記録にも両人を混同したような間違いも見受けられると言う・・・
「高崎兄弟」とする記述も見たこともあるので、実際のところはどうなんだろう??

あの周布さんの酔態で知られる(笑)長州藩の梅屋敷事件については猪太郎。
八一八の政変と、幕末押し迫った時期に「大政奉還論」の薩摩への協力要請として
後藤象二郎がまず口説いたのが左太郎(流れから言って納得できますよね)
大久保・西郷の路線とは一線引いた勢力で、一時は会津とも協調し薩摩藩の主導権を取ったこともあった。
もう少し調べてみます・・・

それとこの写真についてのニュース記事が出ておりました
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(富山・北日本新聞の記事より→こちら
坂本竜馬らと薩長同盟実現に奔走した幕末の志士、中岡慎太郎の写真のガラス原板が
富山市の個人宅で保管されていたことが20日までに分かった。
調査した中岡慎太郎館(高知県北川村)によると、日本で最初に「笑顔」を写したとも言われる
貴重な写真の原板という。
原板を保管していた富山市の鹿野秀夫さん(80)は、慎太郎が下宿していた
京都の書店「菊屋」経営者の五男にあたる峰吉の子孫。
原板は峰吉が慎太郎から譲り受けたとみられる。
峰吉の死後、富山市に移り住んだ峰吉の妻キンの遺品として代々受け継いできた。
原板は縦約8センチ、横約10センチ。竜馬と共に暗殺される約1年前の1866年11月に
京都の祇園で撮影された。
笑顔の慎太郎と一緒に写っている女性らしき人物の姿はなぜか削り取られたり、塗りつぶされたりしている。
同館は写った姿の鮮明さ、保管していた木箱に撮影した写真館を記した紙が張られていたことなどから
原板と判断した。

中岡慎太郎館のTさんと坂本龍馬記念館のMさんが現地に赴き、確認されたそうです!
まあ大河に合わせて、新発見のネタが発表されるのはよくあることですが
こんな隠し玉があったとは知りませんでした。ほんとうれしいです(笑)

書店「菊屋」の跡は河原町通りで、現在「中岡慎太郎寓居跡」の碑が建っています。
慶応3年の6月に、土佐藩白川藩邸が「陸援隊屯所」として使用されるようになるまで
慎太郎はこちらを寓居としていました。
しかし白川は街中からは大変遠く万事不便なので、慎太郎はその後もしばしば利用したようで
周辺には坂本龍馬・谷干城・福岡孝弟ら土佐人の寓居も多く、峰吉は彼らに可愛がられて
よく使いに走ったりしていました。。。
その峰吉に原版を渡してたんですから、親しくしていた様子が伺われます!

現存の慎太郎写真は3枚ありますが、いずれも同じ日に京都・大坂屋与兵衛のスタジオで
撮られた物です。
一枚がこの「笑顔」写真。対照的に正座し、眼光するどい慎太郎らしい姿の写真があって
もう一枚が土佐から上京した義兄(姉の夫)北川武平次と、間に芸者を挟んで慎太郎と3人で写っている物です。
彼の慶応2年11月24日の日記に「朝、武平次氏面会」とあり、この時か?
永らく帰っていない故郷に、元気な姿を届けたいとの思いもあったでしょう。
敷物が四角い白黒の模様になっている写真は、大坂屋与兵衛のスタジオで撮られた特徴。

それにしても本当に、ばさっと笑顔写真の一部が削られているんですよね・・・
理由は知ってますが、営業的な事もあるでしょうから内緒にしときます(笑)
まあ、わかったらわかったで「慎太郎は可愛いな」と言う印象になるんですけどね!
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Commented by 白根葵 at 2010-07-23 02:57 x
どうしよう。夜勤の仮眠中ですが、興奮して眠れません。本当に可愛がられてたんですね~峰吉クン。なんか想像するだけで、涙が出ちゃいます。えらいぞ峰吉クン。えらいぞ峰吉クンの奥さん。えらいぞ峰吉クンの子孫の皆さん。ところで、膝枕の写真見た事有りますか?どうやったら、あの写真から膝枕になるのかなぁ?何時か世に出る日が来るのでしょうか?見たい様な見たくない様な…羨ましいぞ、膝枕のお姉さん。あと、高崎正風?猪太郎?う~ん?勉強になります。エノカマさん。
Commented at 2010-07-23 19:43
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by enokama at 2010-07-24 10:46
>白根葵さん
寝られなくしちゃいましたか(笑)
膝枕のお姉さんは、記事に貼った新聞記事にあるように
ばさっとその部分を、慎太郎本人が削ってしまってますんで
もうこの世に出る事は残念ながら(?)ありません・・・

八月から、北川村の中岡慎太郎館で展示もされるようですね!
Commented by enokama at 2010-07-24 11:20
>鍵コメさん
いや、一連の土佐系志士の史実や評価については僕もかなり
感情的になってますんで、気になさらないでください!
別に今回の大河はあくまで「ドラマ」なんで、そうむきにならんでも
って言う人も多いし、割り切ったらしまいなんですが
たまにしかドラマにならないだろうレアな人物が、あまりにも歪めて
紹介されると、それを真実だと思われてしまうのが怖いんです。
春嶽や横井小楠なんて、今だに腹が立つし
半平太のまったくのウソ話が、堂々と新聞連載に乗せられるのもどうかしてると思います。
でも、あれは史実ではないとか、とことん深入りしすぎるのも
なんか夢がなくなるようなんで難しい所ですがね・・・

あと、今更言うのもなんですが
龍馬伝の感想で、龍馬を悪く言ってるんじゃなくって
あまりにもおかしい脚本家の史観に文句をいってるんです。
龍馬についてはあまりにも、虚実織り交ぜた書物が多すぎて
偉人なのか?実は凡人なのか実像が諮りかねるから、僕自身では
調べるような事ができない(気が起こらない)し
評価もできないんですけど。。。!
by enokama | 2010-07-22 23:08 | 中岡慎太郎関連 | Comments(4)