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エノカマの旅の途中

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「龍馬伝」巡回展~京都開幕

映画を見た後はこちらも今日から開幕の
「龍馬伝」巡回展(→詳細。7月19日まで)を見に、京都文化博物館に行ってきました!

東京でやってた時は1時間待ちやら、2時間待ちって聞いてたんで
どうかなと思ってたんですが、あっけなく待ち時間も特になく入ることができました!
スペース的には、やはり東京の方が広いんじゃないかな?



ここからは僕のよかった展示物ってことで書いておきます。
特に龍馬が好きなわけではないので、偏りはお許しください(笑)

・山内容堂「黄羅紗地陣羽織」
 内の生地が派手派手でいい。ほんと龍馬伝で着てる感じです。

・中岡慎太郎関連
 「望月清平宛て 慶応3年7月書簡」
 無くなる前半年ほどはずっと京都に留まり、その間「陸援隊」を結成し白川藩邸に入ります。
 この書簡は三条実愛や中山忠能と言った、従来からの尊攘派公卿に接触している様子を伝えています。
 署名は「横」で、横山勘蔵の名を使い始めたころです。
 「北川竹次郎宛 文久元年1月」
 これは有名な手紙ですね(→関連記事
 「中岡慎太郎 着用裃」(普段は中岡慎太郎館所蔵)
 北川での庄屋当時の物。「三つ綿」の家紋入り   
 
「吉田東洋斬奸状」「平井収二郎 爪書き辞世」「武市半平太 笑泣録」(本人の獄中画)
「近藤長次郎紙焼き写真」
このあたりの実物は生々しいものでした!

「横井小楠 国是十二条」
龍馬の思想に大きく影響を与えたもので、とても長~いものでした(こちらは7月4日までの展示)
「五箇条の御誓文 草案」
小楠の考えを門弟の三岡八郎が書いた物。福岡孝弟の添削(修正)跡が見られます。

・三吉慎蔵関連
「西郷さんから送られた古詩」(掛け軸になってます)
「西郷さんから送られた帷子」青い物ですが、やたらでかかった・・・
西郷さんのお宝も残ってるんですね!すごい。。。
龍馬からの手紙も各種出てました!

京都国立博物館所蔵の重文・龍馬書簡は、前半と後半で半数ずつ入れ替わるのでご注意ください。
(7月5日から入れ替え。重文なので展示期間が限定されます)

後「神戸海軍操連所の鬼瓦」(こんなの残ってるんだ・・・)
「桂小五郎所用の呼鈴」(出石時代に使ってたらしい。霊山歴史館所蔵)
暗殺直前の「望月清平宛て龍馬書簡」(慶応3年10月18日)は、藩邸にも保護されず
身の危険を感じている龍馬が不安を訴えている手紙です。

なお隣接の映像ホールでは過去の幕末映画の上映も行われています。
(「燃えよ剣」や「龍馬暗殺」など日替わりで)
今回の展示はさすがに実物も多く、多岐にわたった幅広いものでした。
by enokama | 2010-06-19 23:52 | 土佐藩 | Comments(0)