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エノカマの旅の途中

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「龍馬伝」第九回~山本琢磨

バタバタしてまして、やっと見ることができました。
今日は山本琢磨の時計事件。
実は僕は最近買った「半平太本」を読むまで知らなかったんですが
えらい細かい事件までしっかり取り上げるんだなって・・・一般的な周知ってどうなんでしょう?
それに史実とは内容が違ってました・・・
結局は終始、龍馬は「平和主義者」で取り上げられるんでしょうね。
態度も全然、武士らしくないですやん。。。誰でもかれでも、頭簡単に下げすぎ。
「篤姫」でも小松と組んで「戦争はいけない」って言ってた路線を踏襲するんでしょうか?

史実では半平太が龍馬とともに、藩邸に掛け合ったり国元に借金をしてまで、被害者の商家に弁済し
解決を図ったんですが、そんな中で琢磨自身は逐電してしまいます(あえて逃がした説もある)
本当なら今回のように切腹させるでしょう。
盗んだ時計を質入する時に迂闊にも「土佐」と名乗って、商家を通じてこの犯行が明るみになってるし
山内家の評判・名誉を著しく傷つけてますしね。
一つ考えられるのは琢磨自身が半平太夫人・富のいとこだったのと、年齢がいくつだったのか知らない
ですけど、まだまだ若くって世間を知らずに起こしてしまった事で、もう一度チャンスを与えてやろうとの
親心ではないでしょうか。
でもエンディングで、琢磨のその後が出てきたのはちょっとびっくりしました(笑)

また半平太はこの時の江戸滞在で樺山三円・住谷寅之助・桂小五郎(本当のこの場は久坂玄瑞が適任のはず)
と会ってましたが、年表を見てみると彼らとの出会いは5年後の文久元年(1861)であり
その薩長と呼応して、この年に「土佐勤王党」を結成しています。
まだまだ「剣術修業」の時であり、桃井道場の乱れた塾風を塾頭として
瞬く間に立て直した伝説もこのころの話です。
Commented by ji5isl at 2010-03-07 07:56
高知新聞で、龍馬歴史記念館の学芸員さんが
半平太の人格を傷つけるような歪曲に苦言を呈してました。
ドラマにする為に何事も強調するきらいがありますが、
人格を歪めてまでは勘弁願いたいところです。
東洋についてもしかり。
少なくてもわが町の英雄です。
Commented by enokama at 2010-03-09 23:00
>ji5islさん
確かに半平太はちょっと、ちゃうんとちゃうかなって所出てきましたね。。。
坂本龍馬記念館はクレジットにあるように考証には「完全協力」
のはずなんで、そこから意見が出るのもいかがなものか・・・
by enokama | 2010-03-06 22:03 | ドラマ感想 | Comments(2)