「まぼろしの薩摩切子」展と映画「剱岳」
何とかインド(比較的経済がいい)から仕事が取れたってことで、週休3日にはならないってことで
すこし安心ですが、しばらく忍耐も必要でしょうね。
丸々週休2日は確実に休んでるんで、本業が忙しい時は断っている旅行添乗の仕事が受けられる
かなと思うんですが、やはり一般の景気とスライドしてきますんでこっちも仕事がない(苦笑)
休日のETC割引もうっとしいだけで、ツアーの本数も減るし出たら出たで渋滞ばっかりやし
うまく行かんもんです・・・
業者さんにしたって、ただ単に平日から休日に移行して混雑のバランスが悪くなるだけで
平日の対策を考えてるところもあるようです。
このあたり選挙後はどうなるんでしょうね・・・
先日、仕事が谷間になったんで「休んだれ」って平日に有休を取った。
それでいつも会社に行く時のバスを会社の前で降りずに、そのまま乗っていった・・・
「仕事行かずに、終点までそのまま乗っていたい」って時、あるでしょう。そんな感じです(笑)
そのバスは神戸・三宮行き。
通勤・通学で使って終点まで行く人も多いようで、高速を通って行くリクライニングシートのバスはすごく楽。
平行している某私鉄なんかは、やっぱり客は減るでしょうね。
終点に着いて行ったのが、先日紹介した神戸市立博物館「まぼろしの薩摩切子」展。
(前回の記事→こちら)
展示は一階の一部と、特別展示室はフルに使ってあって、こんなに薩摩切子ってまだ残ってるんだ
ってぐらいの膨大な展示でした。
切子に関する文書類は鹿児島の「黎明館」所蔵の物が多く
当初は薬を作ろうとして、それを入れる酸に強い容器を求めて「ガラス」作りが始まったとのこと。
そして、磯に今で言うコンビナートのような工場群が作られて、江戸からガラス職人が呼ばれ
スタートします。
中には呼ばれた職人の中に素行の悪い者がいて、江戸に返すか返さないって議論した
文書があって印象的でした。
また、佐賀の佐野常民が(適塾出身で、幕末期工学に秀でて佐賀藩の近代化における中心人物となり
維新後は「日本赤十字社」を設立し、医学界でも功績を残した人)
薩摩を訪れ、島津斉彬に電信機を献上した話(のちに佐賀でも「切子」を作っている。宿命のライバル・
長州でも行われていた)
仲の良い福井・松平春嶽に送られたとされる切子もありました。
これらの施設は「薩英戦争」の際に破壊され後に縮小して続くも、その職人達の多くは維新後に
設立された各ガラスメーカーに移って行きます。
僕は陶器とかは正直見ても、どんな物がいいのかはわからないんだけど
日本流のガラス細工の切子って、うまく日本人の繊細さが相まってほんと芸術的だなと思いました。
細かい縦縞・横縞、カットの角度や色(赤・青・緑・青緑)の被せ方が絶妙。
種類も瓶から始まり皿、鉢、三段重など・・・
篤姫献上とされるガラス製の雛道具は必見です。
8月いっぱいまでやっています!
続いて久しぶりに映画を見てきました。
ストーリーはわかりやすくって(殉職することもなく、基本的にみんないい人の設定なので)
どんどん話に引き込まれて映像もきれいだったので、よかったです。
ただし主役の浅野政信とか、ライバルの仲村トオルの色があんまり出ていない感じで
脇を固める山案内人のカガテルさんや、松田龍平君(やっぱりおかんの方に似てるな)の方が
目だっていた印象でした。
観客動員も多いようなんで、まだロングランで公開されると思います。。。