エノカマの旅の途中

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「龍馬伝」 鞆を訪ねる~奇跡的に残った町並み

5月28日(木)
新大阪6:50発のひかりで、福山には8時に到着。
目的は、かつて賑わいを見せた港町・鞆の浦で
往時は潮待ち・風待ち(潮の流れが変わる地点であり、満ち引きのタイミングを利用して船は航行していたため)
の地として、必ず瀬戸内を航行する船舶は停泊し、商家が軒を連ね、独特の天然の円形港湾にはかつての
常夜燈・雁木・波止場と言った当時の港湾施設等が、今も手付かずで残っています!

最近は「坂本龍馬・いろは丸談判場所」として
ガイドブックには必ず載るほどの龍馬のゆかりの場所として知られ、その関連の住宅・寺院は
ほぼ当時そのままの姿で残っている場所であります。
また中世には、政治の地となっていた時期があり(福山に移るまで)その流れを汲む古寺も
多数残っています。
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明治になって運送手段が鉄道の時代になると、かつての港町はどうしても寂れてしまうわけですが
どうにか賑わいを取り戻そうと鉄道の敷設に動くところもありました(福井・三国など)
この鞆にも、福山から軽便鉄道(鞆鉄道)が引かれるも第二次大戦後に廃止。
今の交通は鞆鉄道が転じた鞆鉄バスが走っています。
この便は、昼でも15~20分おきに走っているのでアクセスは比較的、楽です(福山から約30分・530円)
行程的には終点より3つほど手前の「安国寺下」(安国寺・・・釈迦堂・国重文がある)と言うバス停から南方向へ
市街地を、港の方に歩いて行くと効率よく(逆向きでもいい)回れます。
自転車乗るほどの広さもないんで、歩きで十分です。。。
ただし道が昔のままで狭い所が多く、散策ルートも生活道路になってますんで注意が必要です。

まず、鞆城跡(現歴史民俗資料館)に登って港の風景を
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円福寺・福弾寺方向
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(龍馬の史跡)
お舟宿いろは(当時の魚屋万蔵宅・のち呉服屋を経て現施設に。龍馬らと紀州藩の交渉は
この建物の2階が当てられた)
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桑田家(注・非公開。龍馬の投宿先・当時の枡屋清左衛門宅。隠れ部屋に泊まったとも)
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その隠れ部屋の復元(いろは丸記念館2階)
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いろは丸記念館には、実際に引き上げられた茶碗・積載の石炭・鉄材などが展示されています。
この衝突事件のどちらに非があるかとのレポートも書かれてましたが、こちらでは紀州の過失を指摘
されています(今回の龍馬特集の「一個人」にも記事が載ってます)
色々説があるし僕の知るところでは、ややいろは丸側が悪いってこともよく聞くことですが・・・
まあ、後藤・岩崎がいて(これだけでも押しは十分ですが)談判の最後に、紀州側がご丁寧にも
龍馬の翻意にしている五代才助を調停役に依頼(苦笑)
まあ、ここで勝負あった・・・ですね。

岩崎の吹っかけた賠償金の元になった鉄砲は引き上げられていません(積んでなかった説もある)が
地元では海から引き上げた大量の古鉄を売った人物がいたとの噂もあるにはあったとか・・・
なお、この「いろは丸」の引き上げ・展示館の開設はここ20年ほどの話で
それ以前は「幕末に唐人船が沈没した」と言う伝承のみだったと言うことです。
だから、龍馬の所縁の場所だから各建物を残しているのではなくて
町自体が岬の先端のような場所で開発が及ばずに、古い建造物が自然と残っていたと言うことです!
また、こちらには多数の龍馬グッズが取り揃えてありました!

鞆の浦、あと2回ぐらい続けます・・・
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Commented by わだん at 2009-06-24 00:05 x
おお。鞆鉄バスのルーツを今知りました(笑)

鞆の浦はのどかでいいですよね。
昔は観光客もほとんどいなかったのですが~。
来年の大河でもきっと取り上げられるのでは??
福山市にええように開発されてしまわないことを祈るばかりです。
Commented by ji5isl at 2009-06-24 19:47
おーどんな所か見たかったぁ~。特に一枚目、ナイスです。
ここも行きたいリストに追加です (^^ゞ
続編を楽しみにしております。
Commented by enokama at 2009-06-24 20:58
>わだんさん
観光客がまだ少なかったら、逆に橋はすんなり架かってたでしょうね。
住民の中では、生活利便>観光を求める人も多いようです。
実際に行って、事情よくわかりましたので引き続きレポ書きたいと思ってます!
Commented by enokama at 2009-06-24 21:01
>ji5islさん
他の龍馬のゆかりの地よりも、当時の建物がほぼ残っているって
のはほんと貴重だと思います。
行かれるんだったら、ぜひ今年中に行ってください。
事情は続けて書きます・・・
by enokama | 2009-06-23 23:55 | 歴史連載 | Comments(4)